6月1日/月命日/ロケットペンダント
6月1日。
5回目の月命日。
気持ちはすっかり落ち着いて、家族3人、それなりに仲良く暮らしている。
できれば「穏やかに暮らしている」って言いたいところだけれど、
(というか、Twitterではそう言ってしまったけれど)
子どもたちが起きている時間は穏やかとは程遠い。
あんなに深く傷ついた心もかなり回復し、
到底這い上がれないと思った底なしの悲しみも、いつの間にか日常に溶けていった。
夫のことを思わない日はないけれど、
夫が生きていたころとそれほど変わらない心持で過ごしています。
先日テレビを見ていたら、NHKで故人の遺骨を真珠にしてアクセサリーに加工する、という番組があった。
遺骨を粘土に混ぜて小さなボール状にして芯を作り、それを貝に入れて真珠にするという。
番組を見ていて、いいな、と思いました。
以前は遺骨を入れるペンダントなんかも、ちょっとぞっとするというか、受け付けない気持ちでいたのですが、いざ大切な人を亡くしてみると、遺骨を身に着けたい気持ちが理解できるようになりました。
でも夫の遺骨はすでにお墓の中です。
もちろん遺髪もありません。
それで思いついたのがロケットペンダントでした。
ロケットペンダントに写真を入れて身に付けよう。
中に入れた写真は家族でディスニーシーに行った時のもの。
子どもたちがまだ幼く、たぶん、9年前のもの。
もっと最近の写真もないわけではないけれど、夫は照れくさいのか、写真を撮るときはいつも変な顔をするんですよね。
変顔の写真を入れるのはさすがに嫌だったので、その9年前の写真を使いました。
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チェーンなど、肌に触れる部分はアレルギー対応のステンレス製アクセサリーパーツに付け替えました。
6月1日の夜は久しぶりにお酒をお供えしました。
氷結無糖レモン。
喜んでもらえたかな。
2日の朝に目が覚めた時に、なんとなく隣に夫がいるように感じたのは、お酒をお供えしたからだと思っておきましょう。