わたしが声を上げる理由
わたしが声を上げ続けるきっかけになったのは若い友人からのメール。
「自衛隊に入ることになりました」
自衛隊の楽隊は世界最高峰レベル。
「すごいね!おめでとう!」
お祝いの返信をしたが、それきり。
その友人は「大学を卒業したら海外で勉強を続けて世界のいろんな場所で活躍したい、そのために頑張ってきたし、現地の学校も見学した」外国に行ったことも目をキラキラさせて話してくれていた。自衛隊の音楽隊に入りたいと一度も聞いたことがなかったので本当はとても驚いた。メールは短かった。
奨学金という多額の借金を抱え込んで学生は苦しんでいる。アルバイトで疲れ果てて授業が辛いなんて本末転倒だ。奨学金を返したくても音大生は就職が難しいことが多い。条件の悪い非正規雇用でも仕事があるだけ良い。練習を頑張っても、才能があっても、自分のやりたい音楽を続けることを諦める学生。音楽だけで生活することは困難なことは百も承知の、タフなはずのミュージシャンの卵たちが「どうせ何をしても変わらない」「自己責任だから」と頭ごなしに自分で自分の夢をつぶしてしまう、この無力感いっぱいの空気は何なのだろう。
日本に比べて、アメリカの音大生は元気だ。彼らは声を上げる。権利を主張する。プロテストする。それは常日頃、大人たちが行動しているから。学生ローンは日本よりずっと大変だが、返済なしの奨学金もたくさんある。ミュージシャンになれる可能性もずっと高い。就職が厳しいのは同じだが、起業することもできる。いろんな働き方ができる。少しでも動けば何かが変われると信じている。アメリカの全てを肯定しているのではないが、少なくとも風通しは良い。
今の日本の政治に最も欠けているのは、風通しの良さではないだろうか。だったら風通しが良くなるように、投票で穴を開けようと思う。声をあげて行動することは間違いじゃない、と実行する人間でいたい。
蓮舫さんの政策を聞いて、声を聞いて、わたしはすごく勇気づけられた。力が湧いてきた。自分には小さな声しかないけれど、その声が誰かに届き、それを聞いた誰かが繋げてくれる。蓮舫さんと一緒に、東京の暗くて分厚い壁を破ろう。諦めを希望に変えよう。未来の人たちのために頑張る。生まれたのは自分たちのためだけじゃなくて、次の命に希望のバトンを手渡すため。生まれてきた意味がやっとわかった。ほんとに。
蓮舫さん、出馬してくれて本当にありがとう。