火曜日
「人生には3つの坂がある。上り坂、下り坂、そしてまさか」スピーチの出だしで使われる言葉。長いこと歳を重ねてきて身をもって学んだ。人生は「まさか」の連続。それを上がったり、下ったりすることが生きるということだと。
2015年には大統領選の「まさか」。しばらくの間、何も手につかなかった。あの「まさか」は常に想像の斜め上から心にのしかかってきて、不安な毎日を無言でやり過ごした。2020年の大統領就任式でアマンダ・ゴーマンが詩を朗読した時に、初めて涙が溢れてきた。以前の4年間、本当に辛くて体の全てがカラカラに乾いていたのだと気づいた。
そしてまた今回の「まさか」の勝利。
でも今度は心の準備ができている。「まさか」を「まさか」でひっくり返そうじゃないの。そのためには時間もかかる、我慢強さも必要。でも生きやすい世界が「まさか」ではなく「当たり前」になるように、なすべきことを粛々と続けようと思う。
次の世代に輝く日々と希望を手渡すため
わたしは「まさか」を裸足で上っていく。
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