不育症の治療〜妊娠する前はかんたん
☆治療しますか?
不育症の診断について説明をいただいたあと、杉先生から問われたのは、「それで、どうしますか」ということでした。
「治療をしますか?しませんか?」という、シンプルな2択です。
「治療します。お願いします」と夫婦で答えると、血栓をできにくくするための血液をサラサラにしする具体的な話がはじまりました。
☆治療その1〜アスピリンを飲む
ひとつには、アスピリンを服用すること。
生理が終わってから1週間たった頃から、毎朝1錠ずつ飲むだけです。生理が来たら、その周期は服用終了。生理が来ず、妊娠した場合はそのまま毎朝の服用を続けるとのこと。
小さな錠剤なので、とくに負担ではありません。持続性のあるクスリなので、少しくらい忘れても几帳面になる必要はないとのこと。値段も大したことないので、このくらいで流産を防げる可能性があるのなら、不安のある人はみんな飲めばいいのに、と思うくらいでした。
☆治療その2〜ヘパリンの自己注射
もうひとつは、ヘパリンの自己注射。
こちらは、ちょっと大変です。
でも、治療がスタートするのは、お腹にベビーが来てから。
予防的にやるものではないので、妊娠が判明し、エコーで胎のうが確認できた時点でクリニックに電話をください、とのことだった。
「私たちがしっかり教えるから大丈夫。今まで、自己注射ができなかった人は一人もいませんから!」と看護師さんがニッコリ言ってくれたのが印象的でした。
☆思ったより大変じゃない
つまり、妊娠していない今の段階でやれることは、生理前にアスピリンを飲むことだけです。
小さな白い錠剤を、一日ひとつ。
弱いバファリンみたいなモノらしいです。一般的なクスリなので、今後は新横浜まで来なくても近くの病院で処方してもらうことも可能、とのことでした。
かんたんだな、と思いました。
共働きをしながら不妊治療のクリニックに通う身なので、生活はバタバタなのですが、これなら負担は増えないな、と安心しました。
アスピリンを200錠処方してもらって、この日は診察終了でした。