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ジャマイカ🇯🇲ポートアントニオにて山に捨てられる


やーまん🌿


ひょんなことからLA戻りーの
ジャマイカ旅にでかけて
キングストンのハードライフを生き延びたので余裕ぶっこき中の柴田。

とりあえず眠いし疲れた体を癒しに田舎でもリゾートというよりもより田舎なローカル感のあるとこまで来てみた。

ガソリンスタンドがあるポートアントニオのバス停でバン降りて
そっから宿のあるフェアリーヒルまでまだ少しあるからタクシーに乗り換える。

バンの兄さんたちは比較的イイ人が多かった。適正値段にするし、そのあとの乗り換えでもちゃんといくらで行くって話を引き継いでくれたりして面倒見てくれる。

宿の近くの屋台。寝ながら売ってる
クーラーのきいた売店


宿から歩いても行けるところにはブルーラグーンってのがあってジャングルに囲まれた湾みたいになってるから青緑の水が綺麗だって。

綺麗ていっても色は綺麗だけど水質はやばいと思うけど、湾だし。湾ってだいたいやばいよね菌が。それでも勿論泳ぎますけど。

ここですね

ここに最初は案内してくれてたチンピラ下っ端1、みたいなドレッドに銀歯のボーイがいて、その子とイカダで離島に渡ろうかーみたいな話をしてたら

その一個上のヤングボス🦍みたいなのがあらわれて。そいつにあっさり私を奪われるボーイ。

客は先輩がまわしてて、どうせお金はそこから配当されるんだろうけど、誰を連れて行くとかの権限も年功序列なんだろう。
歳というかクライなのかな?

で、もちろんジャマイカのチンピラボーイが日本人女の客取るってなったら下心しかないわけで、
ほんと獲物をかっさらうボス猿に見えた。

私が選ぶわけにもいかなそうで、
結局ボス猿にイカダをこがれて離島へどんぶらこ

私はビールを。
ボス猿はガンジャ🌿を持って。

楽園。
楽園だけど蚊がいる。

かいーかいー言ってたら、ストーンマッサージをすると。

なんか泥をひろってきて石を崩す感じで白いスクラブみたいなのを作って、全身に塗り始めた。

他のイカダツアーでも皆で川をくだってイカダの上でこのマッサージ、というのは定番で、
いろんなオプショナルツアーに載っていて行きたかったやつ。

でもそうゆう有名なのに普通に申し込むとジャマイカのアクティビティはわりと高い。二万三万平気でするからしぶってたら、

こういう田舎で誰かに似たようなことを頼むと3千円とか、全然違う値段で交渉できる。

ただそのぶん人目につかないし
高いお金とレビューに守られてないリスクはある。

このときも私たちしか島にいなかったし、マッサージしながら ボス猿が
アーーーン❤️なかんじになってきた。笑

セクシーのっぺりスローな手つきと腰のからめかた。

日本男子のがつがつした動きよりもこうゆうマッサージから入るような海外男子の心掛けは偉いと思うんだけど、
このままじゃ島レイプされてもちっともおかしくないのでちょいちょい楽しげにかわして、

セクシーな雰囲気になるとサラリと逃げるのを
繰り返してさて帰ろう〜って言った。

前にも書いたけどジャマイカボーイは断られると豹変するので、
それでキレて乱暴されたりここで殺されて流されることもできるよなーっていう緊張感の中

うまくかわして次の予定や仕事になることにフォーカスさせて人里に帰るだけで、そこそこ神経をつかった。

こんなストレスを回避する為に、
ジャマイカのアクティビティには高めのお金を払う価値があるのだろう。


そして無事に上陸するとボス猿は私をバイクに乗せて宿まで送ってくれた。

宿の近くを言っただけで、あそこだろ、ジョンソン(仮名)とこだろ?友達さ、みんな友達さ!みたいな。
小さな村だから全員知り合いってかんじらしい。

途中おうまさんいた😍

実際に宿に着くと家主と喋っていて、シャワーとか終わったら飲みにくりだそう!ってそのまま待ってるようだった。

そういえばそこの家主もさ、、

基本的にエアビー(民泊アプリ)とかのホストはレビューをつけられてしまうからヘタなことはできないはずだし、そこも高評価だったんだけど、

そこに住み込みしているホストAはめちゃくちゃ感じが良くて親切で、近くの別の家に住んでるホストBはめちゃくちゃ感じが悪くて怖かった。
その2人で管理してる宿。

しかしこのホストAのがやっかいで、ごはんを作っておいてくれたりするからおもてなしで食べていいよと言われて、

ジャマイカ家庭料理も美味しいしご飯代浮くしそれはとってもありがたいんだけど、食べてるか?とか、いちいち気にする。

部屋から出るたびに向こうも出て来て見られるし、キッチンでもリビングでもとにかく少し顔を出そうものなら観察していたり話すタイミングをうかがってるかんじで、すごく居心地が悪かった。

引っ込んどけよ部屋に!!と思いながら、なるべく不機嫌そうにして絡むなオーラを懸命にだした。
それでも全然引っ込まない。 きー!


なんかちょっと話すと男女の話にもっていきそうな雰囲気だし、親切な人なんだろうけどニヤニヤニコニコしているぶん実に不気味だった。

関係ないけど右の窓からコウモリがシュンッッと入って来て左の窓からスパンッッと出ていく。🦇

あまりに速く横切られるからギヤァァァアア!と声が出る。タイミングで激突するでしょあんなの。



ともあれボス猿。

地元の若い子達もわちゃわちゃ集まるBBQに寄って、なにか自分も友達との用事を済ませつつそこの料理を私にも分けてくれて、

これがそのへんのレストランなら高そうな立派なごはん。

地方ってやっぱり現地の恵みで贅沢な食生活してるよなー☺️

大きなエビも焼いててプリプリで普通に美味しい


その田舎ではそのまま、
丁度天気があまりよくなかったけどブルーラグーンやビーチで泳いだり

近所のローカルバーで踊って飲んで

家の下の子犬と戯れて

のんびり過ごした。

地元の子達も水浴び
葬式終わりに路上でのんでたおじちゃんたち、オシャレ!葬式もカラフルでハッピーでいいね!
ラムくれた


最終日は翌朝早くのバスでモベイに戻らないとだったから、バス停近くのゲストハウスに移動することにした。

ほんとは前日にモベイに帰って最初の場所で忘れ物も預かってもらってるし一泊するつもりだったんだけど、その曜日にバスが出てないことが判明して😱

危ないね、そういうこともあるんだね。

だからもう、高額な車をチャーターするか、飛行機✈️の当日の朝イチに帰ってそのまま空港にいく賭けに出るかっていう。

いろんな人に聞いた結果、当日でもその飛行機なら間に合うよ!朝6時にバス出るから! みたいな。

たしかにそれに乗り過ごしさえしなければ大丈夫だな って判断して、絶対遅刻できないから近くステイ。

ほんとにラスタマンのバックパーカーのためのゲストハウスみたいなかんじでトイレとかは共有だけど一応個室があった。鍵なかったけど。

出かける前に洗濯していこうとしたら宿のホストおじいちゃんが、やっておくって言ってくれて、
戻って来たら干してくれてて感動したけどびっっちゃびちゃだった🤣あの状態で干して乾くわけないだろ! 
やってくれた感謝で笑っちゃったけど。



この夜もこのおじいともボス猿は知り合いらしく迎えにきて、

ボス猿のボス、大ボス猿の経営するマリファナショップに寄った。
なんかギャングというには地元の中学生感があるからやっぱりチンピラ?くらいな呼び方にしちゃうけど、彼らの元締めはここらしい。

地方の悪いトップは地方の権力者でお金持ちってことですね。裏も表も結局一緒。

大ボス猿が巻いて渡してくる。 速い!達人技

めちゃくちゃ観光客用のお店って感じで観光客も多い街中に全面ガラス張りで新しい綺麗なお店。

観光客用なら値段も高めに売れてるだろうし儲かってるでしょうね。

国の産業一位が音楽(レゲエ)ってのもすごいけど、観光業の売りとしては間違いなくマリファナも多くをしめているはずで、それ目的にジャマイカ旅行するひとも沢山いる。

観光客プライスでも例えば日本なんて違法だから手に入れようと思ったらジャマイカで買う何倍も高くつくだろうからね。

だからこうゆうお店やマリファナモチーフのグッズは多いし、大麻農園の見学ツアーとかも多くある。

とりあえずさすがに大ボス猿はボス猿の数倍貫禄があった。ちっとも笑顔を見せないし。
笑わないのも彼らのクールなんだろうか。


そのあとも四軒くらいいろんなローカルバーをハシゴして、

外でDJがまわしてて道で踊ってる白人客多めのバーも行って、

明日遅刻できないからもう宿に送ってくれ!って言ってからの、もう一軒、もう一軒、というのにも付き合った。
今考えたらぜったいここらでしれっと抜けてタクシーを呼ぶべきだったと思う。

割と遠くまできちゃってるし車で連れて帰ってもらおうとケチったのが
このあとネグリルでのヒヤヒヤ事件と同じ事態をまねく。

最後のバーを出てやっと家に帰ろうと乗り込んだ
ボス猿の、きっと大ボス猿から支給されているまぁまぁ高級そうな黒い日本車、
そのまますごいスピードで宿とは違うほうへ進んでいく。

また出た。山だ。 山道をあがっていく。

もう真夜中で、山に突入はガチ焦る。

なになに?
帰してって真剣に、ふざけないでよ?!明日早いから帰るって何回も言ったよね?!と真面目にボス猿に話し続けるも、

「大丈夫、うちに行こう、少し休憩するだけ、ちょっと家に来て、そのあとちゃんと送るから」

「いや、まじで、もう一軒前からこっちはタイムオーバーなんだって。明日5時起きだぞ?今すぐ帰して」

「だめだ。もう疲れたから俺は家に帰るから、そこから君はタクシーを呼べ。」

言ってることが二転三転してるけど
帰れりゃなんでもいい。

とりあえず私のスマホにはSIMすら入ってないからWi-Fi環境ないところでは何も使えないので

「じゃあ着いたらすぐ迎えに来てくれるようにタクシーに電話して」

と伝えたら、彼は誰かに電話をかけて、

「タクシー予約した。すぐに来る」

みたいなことを言った。 

…待てよ。ほんとか?タクシーか?ボスに連絡したんじゃなかろうか???

山で売るってやつ、これか?おい最終日だぞ今来る?!ここまで来て油断する展開、なに、映画?


タクシーじゃないとこに連絡されてたらもっと怖い…
青ざめる想像でとにかくどう逃げるかばっかり考えていたけどネグリルのバイクのときと違って車だし、バカ速い。カーチェイスみたい。

普通に乗ってても事故りそうなのに飛び降りるのは不可能そう。ちくしょー!


結局山の途中の一軒家についてビビりたおして中には絶対入りたくなかった私はドアの前でがっつり腕を掴まれたけど懸命に拒否して、彼もキレて力を出す寸前だったけど乱暴するまでにはいかなかった。

君は悪いやつだ!友達の家に入らないなんて!みたいなことを怒鳴って、でも無理やり家に引きずりこまれることはなく、

なんとか、送らなくていいからタクシーをここで待たせて🥺 というところで離れることができて
彼はスネて家に入った。

庭先についてるベンチでタクシーを待ったけど、しばらくして スネてるボス猿は
「家の中に入るのを拒否するならそこにいるな、敷地にいるな!」と言い出した。

は?どこに来るのタクシー
ほんとに呼んだんだよね?

呼んだ。外に出て待ってればいいだろ!


そうですか、そうします!

敷地から出ると
山の細い坂道で、街灯一つない真っ暗闇。

終わったな。私は山に捨てられたぞ。

こんなときなのにフッと笑ってしまう。
しかし笑ってる場合じゃない。


こんなとこで他の人に会ったって怖いし、
到着するのが本物のタクシーなのかも怪しいし、
誰かが来るのを待つよりも暗闇に紛れて誰にも見つからないように歩きで帰った方がマシなのでは?とマップを見てみる。

つーか走れ!暗闇を走り続ければ狙われる前に通り過ぎられる!いやナメんなよウサインボルトがいる国だぞ!余裕のヒジ上げで走ってくるだろ!ほんでお前は50メートル走12秒かかるだろうが遅すぎ大草原wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


宿まで徒歩1時間くらい。

いけなくもないけど、そこまでの夜道を1人で歩くリスクとここで待つリスク、

もう!どちらに賭けるべきか難しい!


そこで待ってると家のWi-Fiがかろうじて入って、

大丈夫かベイビー?みたいなボス猿からのテキストがくる。

前にも書いたように、ジャマイカボーイ、豹変するしめちゃくちゃ子供だけどスイートな中学生彼氏がキレてるようなかんじなのだ。

プライドでキレてるけどもしこっちが泣いたりしょんぼりしたり悲しそうに黙り込んだりすると、
急に不安な子犬のようにオロオロされる。


そこにいて誰かに会って殺されても俺は知らないぞ
って。

じゃはやく送り返せやぼけ!


ここから1時間半くらい後、

イライラ焦りながら結局私はとある方法を思いつき遅くなったけど無事宿に帰ることに成功する。

それをnoteに書くとさすがにえぐいしみなまで言うことになるので無事帰って翌朝のバスにも無事に乗れたということで割愛します。(え

しかし彼らは…日本旅行を夢見てるとか日本では案内してくれとか話してたくせに、
なんでこうゆうことしちゃうんだろうな〜

最後まで紳士にしとけばいい関係で友達でいられるというのに。

バカなんだなぁ、もったいない…と思ってしまうけど、今後のための計算や損得で感情をおさえたりしない純粋な動物なんだよね。良くも悪くも。


ま、生きて帰って来たよ!😂
皆も最終日まで油断すんなよ!🕺

早朝 カーニバル売ってる店みつけた。なんかアメリカンドッグの皮みたいなやつ。
バスで空港まで行ってから、宿までタクシー往復で忘れ物取りに行かせてもらってギリギリboarding🛫でした


感覚びんびんで過ごせたジャマイカに感謝!リスペ!私が恋する人は大体アスペ!

さよならーーー🇯🇲


そして柴田は次の旅に出る


…前に、

この帰りはもういっちょ
マイアミ

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