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五つの漁村とイタリアの天空の街

massaに滞在中、アンさん(この1週間の家主)が車でいろんなところに乗っけて行ってくれた。

普段は観光地をダッシュでまわることはあんまりないけど、車があるって、、すげえ。

とりあえず北イタリアに飛んできただけの私はもちろん観光地の下調べなんてしてなかったので、空港着いた時は「ピサってあれでしょ、傾いた塔があるとこでしょ」のみ。

しかし来てみると空気や山は綺麗だし有名な観光地やセレブの家がいたるところにあるしなんといってもワインが美味しい。
…いやワインは別の記事で紹介するのでいったんおいておいて、まずはその観光地?たち。

朝から「今日はたくさん歩くよ!」と言われ、
歩くよと言われても

重たすぎるブーツorビーサンorダサイマリンシューズ 

しか選択肢がない私はビーサンを履いて出発した。

向かった先は
チンクエ テレ と呼ばれる五つの漁村。
ずっとアンさんが「ちんくえテイレン」って言うもんだから私の頭の中ではチャイニーズ寄りの言葉な気がしてて、なんとか庭園ってことなのかな〜ってイメージしてた。あとあとマップで見たら全然ちがった。terreじゃん😂

漁村と聞くとなんだか田舎っぺみでぇな響きなんだけっちょも?🤔
めちゃくちゃおしゃれでかわいくて、そのうえお金持ちがたくさん観光に来るから物価高い。

massaからは途中まで車で行って、途中から電車に乗らないといけない。
電車で降りられるひとつひとつの駅がそれぞれの漁村?街になっているから途中下車しながら楽しめると思うし、
全部の街をハイキングじゃなくて電車でまわりたいって人のために乗り放題的なその区間を移動するのにお得なチケットもあるらしい。

アンさんのその日のプランは
まず1番手前の大きな駅ラ・スペツィアから
電車で1番奥の街モンテロッソ・アル・マーレに行って、歩きで手前の町に戻るかんじでハイキングして2つの街を見ようというもの。

でも、私たちは最初の街についてものの3分くらいで数席あるテラスの前で立ち止まった。海の絶景が見える崖キワのテラスだ。

誰かがつまみにちょうど良さそうな量の魚料理を食べていたから立ち止まってしまった。
軽く食べてから行こうか、と結局そこに座り、勿論イタリアワインもしっかり注文するアンさん。ここも完全に観光地プライス。
そして美味しかったけどやっぱりハエがすごい。こんな上品なテラスでもハエの量はただの人間の多い漁村。イタリア、ほんとにハエや蚊が近寄らない対策はもっとしたら良いのになぁ。

フィリピンやスリランカやインドネシアで食べ物にハエがたかっててももはや諦めてるけど、素敵なレストランでもブンブン飛んでるのは気になるってもんだ。

まだすこしもハイキングしてないのに1時間くらいはまったりしてしまった。あるある。

再び歩き出して、本格的にハイキングの道になるところで、さすが観光地。
ハイキングロードをもチケット制にしたらしくチケットを確認する場所がある。

事前に予約していたチケットを見せて入ろうとすると受付のおばちゃんが「その靴じゃ入れない」と。

ビーサンは危なすぎるから侵入禁止らしい!!
そこは自己責任じゃないのか。。

でも「本当に危ないし、あなたにとっても、あなたになにかあったら周りの他の人にとっても、ビーサンはあまりに危険」とのこと。
そんな道なら、それはたしかになるほど。

そのことを私は知らなかったけど、アンさんは来たことがあって別にそれでも歩けると言っていたから道が本当に危ないような道なのかは置いておいて

チケットを買うサイトにもすでに書いてあったでしょ、と。それは確認してない方が悪いね。
皆さんここに来るなら滑りづらい靴を履いていきましょう。

とゆうことで、やめようか、とアンさん。

「いや、チケット買ってあるならせっかくだからアンさんは行ってきてよ。私はこの町のビーチで泳いだり遊んでるから、次の駅か元の駅で合流しよう!」と私。

結局そうすることになって、私はしばしその小さな街とビーチを楽しんだ。



わりとたっぷりビーチに転がっていて、かわいい街の散歩の出来た頃にやっとくたびれ果てたアンさんから電話。
ワインのあとだったし、少し止まると蚊に刺されるから休めないしで大変なハイキングだったらしい。笑  

写真映えしそうなところは街のく至る所にあるからカメラ持ってお散歩に行ったら良さそうだけど、物価は高いから気をつけてね!


そして翌日は、

天空の町と呼ばれているらしい

チヴィタ。

なんか私みたいだし、ラピュタみたい。
ペルーのマチュピチュ以外にも天空の街なんてあるんだねーって、ついていくとmassaからはかなり遠かった。3時間以上運転してもらったんじゃないか?

そして到着すると遠くからも見える。天空の街が。
お城みたい!フランスのモンサンミッシェルも思い出す。

整備されすぎているほどの道が天空の町まで続いていて歩きやすかったけど個人的には色や古さの感じを町と合わせたらいいのになぁと思った。

前を歩いている人たちはまさかの日本人。日本語話してお互いにびっくり。
でもやっぱり夏休みも終わったからか、そんなに人でごったがえしてることもなく、のびのびまったり静かに散策できた☺️

ゴキゲンなひと
調子に乗って股が裂けた人


そんな道をのぼりきると可愛らしい町に入る。
静かな旧市街地ってかんじでとても良かった。これ以上に観光地化すすんで明るいごちゃごちゃしたかんじになってほしくないなーと思う。


massaに戻ったら前日にも行ったCIMAでまた夕飯を食べたかったので、3時間もの運転を考えるとあまり時間はなく、
町に入ってからはサラリとお散歩してワインを一杯、サンドイッチをアンさんと半分こして
また天空人から地上人に…。1時間程度の滞在でした。

ドライブ中にも丘の上に家がぽつぽつと並ぶ可愛らしい姿や、糸杉の木がたくさん見えて絵本見たいな景色なのがとても良い。

車で北イタリアまわってる人は小さな村にちょこちょこ立ち寄ればどこも可愛い景色に癒されるはず。


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