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ピンチョス天国サンセバスチャン2


ピンチョスって、スペイン中のタパスバーによくあるんだけど、小さいパンにいろんなものが乗ってて爪楊枝で刺して止めてるかんじのやつ。(語彙力)


組み合わせも盛り付けもなんでもアリな自由な料理な気がするけど、何軒まわってもだいたいどのお店にも似たようなものが並んでた。でもそれぞれのお店に名物があって、ハシゴするために作られたような街だった。
実際にこの街全ての食のレベルがあがるように全店舗でレシピを共有したりしてるらしくて、本当は同じ品でも名物も振り分けてお客さんを共有しててもおかしくないと思ったな。田舎の地元の飲み屋同士の協力システム的なさ。

ところでこれ回転寿司風に回転ピンチョス屋をスペインでやっても流行りそう。ってくらいパンに乗ってる定番が回転寿司のカニサラダやツナサラダだった。笑

えびの下はカニサラダ軍艦のそれ😂
アンチョビの下はツナサラダ軍艦のそれ😂

私回転寿司に行くとそっち系ばっかり食べるくらいだから全部好みで最高なんだけど、
これで大体3€とかだから今でいうと500円近いよね?

暖かいのを注文したりすると7、800円で、それでも小皿料理のタパスは他のスペイン内の外食に比べると安い気になってしまうんだけど
日本で一皿7、800円出せば相応良いネタの寿司が食べられるのを考えるとやはり日本食のコスパは神。

米の質やツナマヨだけで言うなら100円の回転寿司で全然良い勝負だもん。 
カニはさすがに日本の安いチェーンならカニカマみたいなフェイクっぽいのも多いから、このピンチョスのカニサラダの方が身と本物の香りがちゃんとあったけども。

ちなみに
まだ遅めのランチが少しお腹に残っている状態だった私は
ピンチョス巡りの最初はいきなりお口直し的なこのコをピック。

お気に入り。これだけなら永遠と食べれる気がする

青唐辛子の酢漬けだけど、これはオリーブも刺さっているものやアンチョビが巻かれているものも多い。
総じて強めの酸味と唐辛子のピリッとが美味しくて、胃もたれ気味でもこれはいける。好きすぎてこのあと何度も合間にこれを挟んでしまった。

こんなかんじでどのお店にもズラリとショーケースにピンチョスが並び、このへんは大体値段も均一なので指差しで「これ1つ、あれ2つ、これも1つ…」というかんじで注文して、店員さんがお皿にとっていく。サンセバスチャンの人気店では、飲み物も頼むなら一緒に注文してその場で全部前払いしてからカウンターで立ち食いもしくはテーブルに持っていって食べるスタイルだったけど

いくつかのお店やバルセロナでたまに行ったお店はセルフで取って勝手に食べて、最後に食べた数を自己申告でレジで支払うかんじだった。
というか爪楊枝の数で、それこそ回転寿司で言うお皿みたいにカウントして支払いになるけど、これは楊枝なんて捨てたりカバンに入れちゃえばごまかせそうだから良心によるかんじ…   人でごった返すこの観光地でそれをしたら食い逃げ多発しそうだからキャッシュオンは懸命でしょう。

初めに行った店はどこかのブログにテッパンで行くべきと書いてあったところらしく、日本語のブログだったせいか4組くらい日本人が来ていた。カップル、熟年夫婦、留学生たちなのか若い男の子グループ。
で皆やっぱりそのブログで紹介されてたフォアグラを頼んでいく笑

濃厚。ハンガリーでフォアグラ食べ過ぎて泣きたくなったの覚えてるから私は友達が頼んだ時にたまに味見させてもらう程度にした。千紘、学ブ子🥺

その後も広場を挟んだりしつつひたすらにピンチョスハシゴ。沢山回りたいからどのお店でも3品以内にしておいた。
でもそのたびにグラスワインかビールかは一杯ずつ頼んでるから飲みだおれ歩きでもある。

おまつりだーい
一人一人オーダー聞いて行くから自分の順番で注文聞かれるまでみんなちゃんと待つ
にょろにょろしてんのなんか気持ち悪いけど美味しい
フルーツとお肉の組み合わせいいよね
リオハワインとチャコリをたくさん堪能
全部食べてたら種類いけないから私達はほぼパンは残してた。一口味合わせにかじるくらい。

チャコリって、多分こっちきて初めて飲んだんだけどオーガニックワインみたいに少し白く濁っててツンとこない酸味というか。微炭酸で、
そそいでもらうときもモロッコ人がお茶そそぐときみたいにやたらと高くから注ぎ落とす。しかも店員さんの中でブームなのか、こちらをじっと見てグラスを見ずに高くから注ぐパフォーマンスをしてくる。

恐怖

バスク自治州だけで生産されるブドウを使った地ワインらしいんよね。現地現地のワインをその土地で飲むのが私はほんとに好き!
ワイナリーで飲むと美味しいのに家に持ち帰ると微妙だったりするもんねほんとに。

日本酒とかもそうだけど 保管の問題以外にもやっぱその土地の気温やなにかに合ってベストになる地元のモノってあるよね。 だから好みとは違うかもだけど地元のワインやお酒があれば一度は味わいたいところ☺️

そのあともリオハの爽やか系のワインはたくさん飲ませてもらってたしかに美味しいし日差しの中ハシゴ酒するには丁度よく軽い足取りのまま飲める最適なワインのような気がしたけど、味の好み的にはやっぱシャルドネやカベルネだったりして。笑  
フォアグラのステーキ食べてる時、最後はリオハじゃなくて重たいやつで、と頼んだら「あーやっぱりこれ好き」ってなった😂

見た目も可愛くてほんとに全制覇したくなるよね
翌朝の予約ランチの前に軽く朝ごはん代わりにしたピンチョス
マッシュルームと卵って朝ごはんにぴったり
帰りにチーズケーキを買ったお店はサーモンと生ハム推し
油のとろける上質な生ハムたまらん

生ハムといったらそれを押し出してまたブログで有名らしいお店もあって
そこではお皿でおつまみ生ハムをもらった。

つやつや

脂肪に甘味のありつつ塩味のあるやわらかい生ハムや、癖のあるチーズやアンチョビと合体したサーモンはもう、
酒が進んでしまうよ。


とりあえずピンチョスだらけでまとめてみたよ!

ほかにもあたたかいお皿のものやアサリリゾットやガスパッチョとか、なんか細長い貝とか、注文できるのも色々あるから食べるの好きな人は数日間滞在したらいろんながっつり系メニューも楽しめると思う☺️

二日目のランチのレストランでの食事↓

またフォアグラ😂日本食みたいな味付けだと思った!プリプリでねっとり美味しかったけど、個人的にはフォアグラは洋風な、重たい赤ワインに合うようなのが好みかなぁ。ハンガリーで食べたような、チェリーとか黒いベリー系のフルーツソースがかかったようなやつのほうが好き
貝からのほどよい塩味のとてもシンプルな味のスターター。リゾットでもなくパエリアでもなく不思議な感じ
下が最初ユッケ的な生肉かと思ったんだけど刻んだトマトだった😂

この日もこのランチのために私は少し早起きして坂道歩きをしてました。あんだけ食べてるから運動もしたろうがいいと友達も誘ったけど食べることにしか興味なさそうだったので一人で城に登ったり泳いだりコツコツお出かけ。

かわいいチョーカーみつけた。
旧市街
ここから城にのぼるんだと絶対に思うのに間違ってた場所
2日目の夜も踊れるバーエリアは賑わいまくり
住みたくなる
これコロナの絵だよね?ちがう?
教会も
城まで歩いて登ればバル巡りと反対側のビーチと街も見える
朝は天気悪かったけど街一望
コメントむずい
ザグレブに似てる


3日目の夕方にはまたバルセロナに戻る弾丸だったから
小さいのをいろんな種類食べれるこのハシゴ、お昼だけレストラン、が最適でした\(^o^)/
充実満足!
めちゃくちゃ食べたし飲んだし2日とも夜中に同じ店のハンバーガーでシメてしまって。

戻ったら沢山泳ぎたい!

帰りは無事に飛行機が飛んでバルセロナまで帰れました😂

ほんと、ほぼ無貯金旅行で泊まるとこも危ういくらいピンチで先週は物価の安いモロッコですらもうお金使えず、友達になった人のホテルに無賃宿泊で渡り歩いてたってのに😂
食神様がついてるよね私って。そしてやはり貯金するのと沢山の友達もつのは同じ意味で財産だよね。

過去記事に多分書いてるけど今回のこれは
バルセロナに来て出会った人が予定してたサンセバスチャン旅行に「一人で行って食べるの寂しいからついてきてくれない?」って誘ってもらって、飛行機から飲んで食べてもぜんぶ奢ってもらったの。えぐい太っ腹!
もちろん引き換えにゲスなことをトライしてくる小さな人でもなかった😂

バルセロナでもカウチサーフィン探すでもなく、その人がいいマンション住んでたからリビングのソファを借りて何日か泊めてもらったけど、紳士というか部屋も別だしいつも私より先にあっとゆうまにイビキが聞こえてくる。

私がリビングで寝てる間は自分の寝室で動画見てるか仕事してるかカフェに出かけてるらしく、すごくプライベート感あった!
海外でのシェアハウスみたいに気楽に過ごせて感謝しかないです。

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旅人Chihiro Shibata
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