湯治する当事者　一日一詩vol.69

恩恵受ける温冷の波

熱波水浴月火水木

熱するは己なるから

カラカラのサ室を加湿おかしく

ジュウジュウ焼く蒸すされるオトナシく

汗フロム身体　風呂bro　大BLOW敷

四季閾マタギ浄マッパしみじみ

イキザマ宿る脱ぎ捨てた服装

裸々バイ　風の音が子守唄

外気に欲情し浴場から即動

ただ寝転ぶ姿は仏の如し

塩サウナ泥パック乙女の如し

湯の下に集いし民

魔術的な熱を浴びて狂乱す

多様なるイキザマを超えて共感す

湯の下に集いし民

血行良く軽減する痛み

頭空っぽ開ける視界

何者にもされない支配

此処はまさに湯―トピアみたい