2023年1〜6月で鑑賞したアート
みなさま、おはようございます。
また読んで頂きありがとうございます。
2023年1〜6月に行ったアートを振り返ってみます。
1月
六本木クロッシング2022展:往来オーライ!
「六本木クロッシング」は、森美術館が3年に一度、日本の現代アートシーンを総覧する定点観測的な展覧会です。第7回目となる今回は、1940年代~1990年代生まれの日本のアーティスト22組の作品約120点がありました。
未来ずしというのが特に面白かったですね。ネオンで装飾されたエリアで、回転寿司で未来ずしが回っています。大将もロボットなんですよね。培養中書かれたフィッシュミートのお寿司があったり、青く光るツナのお寿司があったり、ただの藁が回っていたり。このアーティストのかたは、コロナ禍で旅行できない時期に、自宅のデスクに機内食のような食事セットを準備し、サイドにipadに飛行機から見た窓の写真を表示して、さも飛行機の中で機内食を食べているような雰囲気を出して楽しんでいたようです。
新たな視点がたくさんあり、面白かったです。
ヴァロットン─黒と白
版画を舐めていた自分を恥じました。版画で一瞬を表現できるということを知りました。
ヴァロットンは、1865年、スイスで生まれ、パリで活躍した木彫りの木版の版画の画家です。
パリのリアルな様子を版画にして制作していました。全部白黒の作品なんですよね。
いやー、版画って木彫りの白黒のインクの絵だと思って、舐めてました。思いっきり考えを覆されました。思った以上に素晴らしかったです。
一瞬の出来事を版画で表現しており、動きがあり、テーマが面白く、社会を反映してあり、日常を表していて非常に興味を持てる作品ばかりでした。
雨が降ってきてみんなが濡れないように走っている様子、バーでの争いが起こる瞬間とか、棺桶を土に埋葬している様子とか、道が狭くて棺桶が道を通れなくて んー ってあっている瞬間とか、パリの町の様子で版画って真っ黒になるところを洋服にドットの水玉模様があったり、ストライプがあったりと模様があったりします。
もう終了してしまいましたが、また開催される際には必ずいきたいと思う展示会でした。
大竹伸朗展
大竹伸朗さんの作品で有名なのは、香川県の豊島の鍼工場、こちらも香川県の女木島の女根、こちらも香川県の直島の直島銭湯、同じ直島の歯医者、これらの作品は瀬戸内国際芸術祭の作品ですが芸術祭以外でも見れるものもあります。木材とか、ゴミのようなものとかを使ってとてもユニークな作品を作っています。特に直島の銭湯は直接入れますので楽しめます。
以前見た作品とは違って、絵画などもあり幅広い作品が展示されていました。ちょっと大竹伸朗さんのイメージが変わりました。
全部同じアーティストの作品なのかと疑うくらい、いろいろな作品があります。
直島とか瀬戸内国際芸術祭とかが好きな方にはおすすめの展示会です。
大阪関西国際芸術祭
まだまだ発展途中ですが、小さいエリアで完結できる芸術祭でした。
今年2回目ということでまだまだ模索中の芸術祭のようでした。全国で芸術祭が増えてるんですよね。
大阪は1日で見て回ることができます。4つのエリア、本町エリア、梅田エリア、中之島・北浜エリア、西成エリアの4つに分かれていました。チケットとして共通パスを買うのですが、無料の場所もあります。カフェに寄ったりしても1日で回りきれます。特に中之島・北浜エリアはお買い物エリアじゃないのにおしゃれなカフェがたくさんあって、カフェによったりしました。大阪証券取引所があったりしてなんのエリアかよく分からないのに、おしゃれなカフェがあるんですよね。
ウクライナがテーマだったり、二次元派というポップな作品が集まっていたり、のびのびカルバンとうタイトルの映像で男性用下着のカルバンクラインを2人の男性が腕やあし、肘とかを使って伸ばしたり、2人で片足ずつ入れようとしたり、かなり伸ばすんですけど決して破れないというおかしな映像がありました。そして、お尻にLEPペンライトを挟んで、チラッと見せて、ホタルというタイトルの映像とか面白かったです。
2月
アサヒビール大山崎山荘美術館 黒田辰秋展
民藝について勉強のためにいった美術館です。作品も良かったですが、建物、階段の手すり、インテリアなど細かいところで感じられる大正ロマン感に浸っていました。
この美術館は建物も本館はゴシック様式で煉瓦造りで風情があって、山の中にあるような自然がいっぱいあるところにあり、と言っても本当に山の中ではなく、最寄りの駅から15分くらい歩けばあるんですけど、お庭も素敵です。地中館と、山手館は安藤忠雄さんの建築です。建築とか、手仕事の作品とか好きな方は、ぜひ美術館全体を楽しんでください。一応スーパードライとか、黒生とかアサヒビール、飲めます。
館内は写真撮影ができませんので外観だけです。
建物が3つに分かれていて、本館の大正モダン的建物、この写真の通路の下にある地下の地中館(安藤忠雄さんの建築)、山手館があります。
全てに作品がありますので、順番に鑑賞していきます。
この地中館、オーギュスト・ロダンの考える人、クロード・モネの睡蓮などが見れます。
モネの睡蓮は椅子に座ってみていました。
ロダンの作品はフランスに次いで日本が世界で2番目に保管している作品が多いそうです。それは直接ロダンに手紙を書いたりやり取りをしたり、ロダンを紹介していた日本の雑誌「白樺」のメンバーの功績のようです。
本館にある階段の途中の時計や階段の手すりの作りまで、じっくり見てしまうほど素敵なお屋敷でした。
この地中館の地下から登る階段を見ていると、直島の地中美術館を思い出します。
山手館、白くて可愛らしい建物でした。
大山崎駅から10分ちょっと?歩いていきましたが、無料の美術館からの送迎バスがあります。途中から急な坂道がありますので、自信のない方はバスをお勧めします。
3月
なし。
4月
ゴッホ・アライブ
ゴッホの作品を時系列に大きなスクリーンで見れる展示でした。香りが弱かったのがちょっと残念でした。
ヘザウィック スタジオ展 六本木ヒルズ
麻布台ヒルズのデザインをしたデザイナーたちの展示です。興味ありすぎてじっくり見過ぎました。
クリスチャンディオール展
圧巻の展示でした。
The Original
何かといつも行ってしまう21_21 DESIGN SIGHT での展示でした。
『第59回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示帰国展 ダムタイプ|2022: remap』
かっこよかったですね。座るところがあればもっと長居してしまいそうでした。
filip custic exhibition “human product"
とてもユニークな作品ばかりでした。
高島屋史料館TOKYO
モールというテーマで展示されていました。
hermesフォーラム
まだ知らないアーティストの方の作品を見ることができました。
銀座 ポーラミュージアムアネックス
見えませんが、このガラスの中に1つ1つ鍵が入っています。
表参道ジャイル ギャラリー
NFTはアートの何を変えるのか?
というテーマで作品が展示されていました。
LVエスパス大阪 心斎橋 ジャコメッティ
ジャコメッティがなぜこのような細い彫刻を作るようになったのか、どんなふうに作っているのかなど映像を見ることができました。
LVエスパス表参道 ヴォルフガング・ティルマンスさんの写真展
なんかエモい写真ばかりでした。
ウェス・アンダーソンすぎる風景展 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている
可愛すぎる写真ばかりで、グッズも可愛すぎて買いすぎてしまいました。
伊勢丹 6F 篠田桃紅展
墨絵を描いている友人が好きと言っていた篠田桃紅さんの展示会でした。
どんな作品なのかと見たくていってきました。とてもカッコよかったです。
ピカソとその時代 大阪展
じっくりと初めてピカソの作品を見ました。
あまり歴史を知らないので、解説を聞こうと、今回は、長谷川博己さんの音声ガイドに沿って鑑賞してきました。
音声ガイドを借りると鑑賞に時間がかかってしまうんじゃないかと思っている方がいるかもしれませんが、全作品を説明しているわけではなく、いくつかピックアップした作品を説明していますので大丈夫でした。
ドイツのベルリン国立ベルク区リューン美術館が保管しているコレクションの中から特にピカソ、クレー、マティス、ジャコメッティ、を中心に展示されていました。
戦争前と、戦争中と、作品のテイストが変わっていく様子や、心情が変化する様子が作品に反映されており、順番に見ていくと人生が見えてきました。
香取慎吾さんの WHO AM I
音楽もかかっており、その音楽を聴きながら作品を鑑賞することができます。今までの作品がかなり多く展示されており、楽しく作品を作っている映像が見られ、思っていたより盛りだくさんの内容でした。
特別展「毒」
混雑しすぎてゆっくり見れませんでしたが、こどももたくさん来ていた展示でした。
デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン
入り口で鉛筆と冊子をもらい、111作品ある作品1つ1つはデザインなのか、アートなのか、自分の考えをその冊子にメモをしていきました。
結構みなさん、真剣にどっちよりの作品なのか考えてチェックしていました。
跳躍するつくり手たち:人と自然の未来を見つめるアート、デザイン、テクノロジー
いろんなアーティストの方の作品を一度に見れる展示でした。
5月
なし。
6月
なし。
それでは今日もbonne journée!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?