音叉の共鳴の物語-ジーンブライド・完結-
ジーンブライドが遂に完結しました!
最終巻。読後の強烈な余韻が消えません。
ヤマシタトモコさんの「読んだ!愛してるぞ!」という言葉がこの作品のすべてを物語っています。
これは、不思議な縁の糸でつながった者たちが、力の限り闘った記録。
闘いでありながら、憎しみよりも、やさしさと、いたわりと、つながる力、そして希望が、確かに読者に伝わります。
ひとつの音叉の響きが、やがて次々と別の音叉を響かせていくように。
闘いとは、本当はなんなのか、この物語は教えてくれます。
相手を攻撃、破壊することではなく、失われたものを回復すること、奪われたものを取り戻すこと。人生の奪還。
それが、本当の闘いなのだと。
つらいとき、苦しいとき、何度も何度も読みかえす作品だと思います。
本当に、読んで良かった!
この作品に出会えた幸運を噛み締めつつ、また、一巻目のページを開いてしまうのでした。
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