山本千尋(やまもとちひろ)

ハードルが見当たらない郷土ZINE『佐世保の自由研究』を作って販売しています(vol.1とNo.2)。日記も書きます。長崎県佐世保市から愛を込めて。

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わたしのこと

初めましての方も、そうでない方もこんにちは。 山本千尋と申します。 1986年佐世保生まれ&在住です。地元フリーペーパーの編集記者を2年ほど経験し、2018年からフリーライターをしております。 現在は夫と2人の子どもと慎ましく暮らしながら、させぼライフのなかで気になったさまざまな人、こと、物を取材しています。 執筆した記事は「デイリーポータルZ 」「TAP99(タップナインティナイン)」などにて公開されています。 これまで執筆した記事についてもまとめていますのでぜひご

    • しゃべって、聴いて、つながった!「ペチャクチャナイトさせぼ vol.2」が開催

      参加チケットは即完売、小さな港まち・長崎県佐世保市に新たな活気をもたらした「ペチャクチャナイトさせぼ vol.1」。 初開催から早くも3か月が経った10月31日のハロウィンにvol.2が開催されました。 会場はイルミネーションに彩られた港の景色がとても素敵な佐世保港  鯨瀬ターミナルです。  ふだんは上五島航路のフェリーや高速船が行き交う旅客ターミナルビルの一角が、遊び心にあふれ賑わいました。 この記事は、そんな「ペチャクチャナイトさせぼ vol.2」も楽しかったよ!と

      • ドラマーが赤子をあやす巧さはエグい

        2019.7.4 夏のイベント準備のため会場へ下見に行った。 夫が都合で来れず、わたしと夫の友人と出演してくれるバンドのメンバーさん1人という超異質な組み合わせとなった。彼らはイベントや音響のことについては超ベテランなので会場とのやり取りは安心して任せられるのだが、それは労働の比重的に全くよろしくない。 いったいわたしになにができるのかを考えたが子連れで場を和ませることぐらいしか思い浮かばず呆然とした。コミュ障を盾に、これまで情報のやり取りやコミュニケーションをすべて夫

        • プレゼンがエンタメに!?「ペチャクチャナイトさせぼvol.1」でおしゃべりしてきたレポ

          2024年7月、佐世保市では初開催となるイベント「ペチャクチャナイトさせぼ vol.1」が開催されました。一体どんなイベントなのか!? わたしもドッキドキで参加して楽しんできたので、そのようすをレポートします! おしゃべり感覚でプレゼンテーションを楽しむ「ペチャクチャナイト」 世界中で行われているこのイベント。 各地にオーガナイザー(主催者)がいて、年齢や性別、職業にこだわらず多くの人が参加して自由なテーマでプレゼンを通じた交流を行っているようです。1人あたり6分40

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        • 日記(2019-2023はてなから移行)
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        • 日記(2024年〜)
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        • DPZで書いた記事
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        記事

          グッチ裕三のようにはいかなかった

          2019.6.30 お寺で写仏体験があるというので、お義母さんと行ってきた。 ちょうどお昼寝する時間帯だし、ひょっとしたらうまいこと静かに寝ていてくれるかもなぁという期待もむなしく、開始早々15分で部屋から出る羽目になってしまった。とりあえず、最初の読経と、お不動さんの顔だけは書くことができたので、続きは待機していた車の中で、思い描くことにした。 心の中では完成である。 そして何事もなかったかのように戻り、茶菓子だけいただいて帰るという食いしん坊的な行動でこの日は終了

          グッチ裕三のようにはいかなかった

          子と地べたとワンダージャパン

          2019.6.29 子にあわせた地べた暮らしが始まって1ヶ月近くが経とうとしていた。 子が暴走したときに回収に向かったり、後追い対策として子がおもちゃに引きつけられている間に忍者のように素早く用事を済ませたり、キッズマットの柔らかさを利用してあれやこれやと運動を取り入れた結果、デスクワークをしていた時よりも動けているような気がした。 やればできるものである。 しかし、そんなわたしの成長を横目で見ているかのように、子は動きのバリエーションを増やしていった。 最近はだま

          子と地べたとワンダージャパン

          結婚記念日に飲み歩いたお店をフェスっぽいTシャツにしてもらった

          7年目の結婚記念日の夜、夫と5軒のお店を飲み歩きすっかり酔っぱらった。10時には帰宅し、パジャマに着替えたあとや歯を磨くまえなど節目節目に「めちゃくちゃ良かったよね」と言い合いながら眠りに落ちた。 にやつく余韻は翌日になっても抜けない。おぉ、あの楽しかったのは一体なんなんだと歯を磨いたり食器を洗ったりしながらほわほわした頭でいた。 そこへ仕事終わりの夫からLINEがきた。 18:10〜22:30 64 一番搾り、スパークリングワイン、前菜2種、パスタ2種、ラム肉料理 鳥

          結婚記念日に飲み歩いたお店をフェスっぽいTシャツにしてもらった

          郷ひろみのおかげで父の年齢がわかる

          2019.6.28 この日は父のバースデーだった。 先日、嬉野で一足早いバースデーディナーを共にしたばかりだが、一応当日だいうことでお祝いのメッセージを入れておくことにした。「ハッピーバースデー!」とカラフルな絵文字たっぷりに文章をしたためる。そのあとに続くのはやはり年齢だが、はて、父の年齢っていくつだ、と手が止まってしまった。 父や母の年齢になると、わざわざ具体的な数字を全面的に前に出してお祝いをするということが少なくなる。「もうこんな歳を祝っても仕方がないよねぇ」と

          郷ひろみのおかげで父の年齢がわかる

          おたまに映るイエローストーン国立公園

          2019.6.26 やっと梅雨入りするようだ。 前年と比べると1週間ほど遅れているようで、こりゃ水不足になりゃせんかと、父が心配していた。ぶ厚い綿のような湿気に雨の気配を感じながら、晴れているうちにやれることをやっておこうとせかせか動いた。 気持ちだけはせかせかしていたが、身体はどんよりだった。午前中に買い物を済ませ帰宅してから、スマホをソファに放り投げ、泥のように昼寝した。まだ遊び足りず、わたしの上にマウントしてくる子の笑顔が、今にも閉じそうな瞼の隙間から目に飛び込ん

          おたまに映るイエローストーン国立公園

          たぶん忘れて「じぃ」と言う

          2019.6.25 どうしても今月中に書いてしまいたい記事があり、半日パソコンの前にしがみついていたかったのだが、わたしの足元でつかまり立ちをしてくる子を放っておくこともできず、スマホでの作業に切り替えた。 できるだけ子と同じ目線になるように床に座ってスマホで文字を打っていくが、それはもう誘惑の塊だらけで、意識はあちらこちらへ飛んでいく。 一旦出来上がったテキストをパソコンで共有し、子が寝ているあいだにじっくりと見てあれこれいじる。こんな調子で夕方まで過ごした。 夜は

          たぶん忘れて「じぃ」と言う

          赤い彗星よりも大切なこと

          2019.6.24 天気予報を見ると、6月下旬からガッツリ雨模様となっていた。 なので、晴れているうちに用事をもろもろ済ませようと、子を家族に預けて西海市へ行ってきた。 3ヶ月前にも訪れた、あの場所に行くためだ。 車で1時間半の工程を運転する。休憩がてら、途中で7のつくコンビニに立ち寄った。山わさびが効きすぎているとわたしの中で話題のローストビーフサンドイッチを食べた。やはり効きすぎていて、眉間にしわが寄ってしまう。とにかく大好きなレア肉部分に、舌の感覚を集中させるこ

          赤い彗星よりも大切なこと

          食べたり食べさせたり食ってくれとお願いしたりした

          2019.6.21 驚くほどにミント感皆無で驚いたチョコミントマシュマロ。なぜマシュマロにしたんだ。なぜ足し算してしまったんだ。そんなことでは、竹下製菓×赤城乳業の名が泣いてしまう。 誇りを取り戻してほしいものだ。 ✳︎ 夫は、「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」の熱心なリスナーである。今週は、彼が尊敬してやまない伊集院光がゲスト出演するということで、特に鼻息を荒くしていた。真顔だが若干目が見開いていたように思う。朝、出勤前に少し聴いて士気を高めたあと仕事へと出掛け

          食べたり食べさせたり食ってくれとお願いしたりした

          秀子にするかトキにするかという選択

          2019.6.19 最寄りというには少し遠いが、ポイントカード制の古紙回収ボックスに立ち寄る機会があったので行ってみると、もうすぐでポイント制が廃止になるという貼り紙がしてあった。そこで、はて、ポイントってなんになるんだっけ、となったわけである。わたしに関してはこんな感じで、ポイントが何者なのかわからないままになんとなくでカードを作ってしまうことが多い。 * 子の発声のバリエーションが「ハァーッ!」に加え、「フェァアーッ↑」「キャッハァー↑」といったアッパー系のものが増

          秀子にするかトキにするかという選択

          銀皿で4、5人は倒せる

          2019.6.18 母が先日、東京浅草のイベント「ドールワールドフェスティバル」に出展した。1日目の日程を終えた母が夜に電話をしてきて、その日の手応えやお客さんとの出会いについてなどを嬉々として話してくれた。わたしは、きっと何歳になってもこういう電話は嬉しいんだろうなと思った。 ✳︎ 1日が短い。 決まった家事と子の世話などのルーティンでだいたいが終わってしまう。自分の時間がしっかりと確保できるのは、子が完全に昼寝モードに入ったときだけだ。たいていそのタイミングで記事

          夫の謎の買い物に救われる

          2019.6.16 土曜だが夫は仕事。わたしは溜まっていた記事を子が昼寝中に仕上げた。近頃、子が起きている時のデスクワークがかなりやりづらくなってきた。 周りにバリケードをつくって互いの顔が見える状態にしていてもやはり泣かれてしまうし、必死にこちらに来ようとしている子の姿にいてもたってもいられなくなるのだ。新しいやり方を確立せねばならない。 お義母さんと子の会話がとても楽しい。声の波長が合うのだろう、同じ高さで音のやり取りをしている。ハァー、ヘァー、ハァー、どことなくエ

          夫の謎の買い物に救われる

          トムブラウンのそれになる

          2019.6.15 子にスマホを明け渡すようになった。 特にカメラがお気に入りのようだ。 子どもは、親が持っているものに興味を抱くからレプリカを与えてもあまり効果がないとベテランママからアドバイスをいただいたので、好きにさわらせることにしたのだ。 これが意外とよくて、母子ともにストレスがなくて良い。ただし、ロック解除画面になったときとスマホ本体を口に含もうとしたときだけは取り上げるようにしている。 そのときはちょっぴり注意の意思を込めて強めに「ダメ」と言うようにして

          トムブラウンのそれになる