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常識と

「働く」というのは、今までの人生経験から得たものを活用している。勿論、常識もそうだ。

夏は半袖を着て、外で目いっぱい遊んで、真っ黒に焼けた肌になる。
約20年前の私が子供の頃の常識。

2024年のこの夏も同じかと思えば違っている。
熱中症警戒アラートというものが発表されて、子供たちは外で遊ぶのを制限されている。
保育園や学校ではプールにも入れないという。
得られたはずの経験をする事がはできないのだ。

働き方や、仕事で使うツールも変化している。
生成AIを万人が使うことが常識になる日もそう遠くないと感じる。難しかったものが、誰でも簡単に使えるようになる。便利になる。
これもまた、便利の弊害という名の、得るべき経験が少なくなるのかもしれない。

常識の変化が加速する中で、もはや、今日の常識が明日の非常識になりつつある。
そう思うと、常識という概念が無くなるかもしれない。

自分を取り巻く環境にうまく順応しながら生きていくのが必要不可欠になったっ今、大切なことは自分の頭で考え続けることだと思う。

その時々の必要なこと、得たい事を考え続ける。

得たい経験があるなら考える。
今あるもので補い経験する。
野外プールがダメなら屋内プールがある。
電子辞書やネット検索が不要になるなら、chatGPTを使いこなす必要がある。

時代、常識の変化と共に、得られる経験は変わるが、経験の本質は変わらない。
変わらないように考えればいい。

働き方も時代と共に変化しているし、
変化せざるを得ない状況になっている。
自分ができること。
自分に足りないこと。
自分を取り巻く環境。
色んな視点で考え続けて、行動することで、
「働く」ことへの希望や楽しみを子ども達に伝えられると思っている。

私は、得たいと思っていた経験ができなかった。
だからキャリアにコンプレックスがある。
だからこそ考える。
常識に囚われてきた私は、明日、非常識な人間になるかもしれない。
だから今の時代を生きるのが面白い。
自分の中の解を求め、考え、今日も生きる。



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