「ふわふわ」か「ふこふこ」か
はじめに
ふるさとの歌詞「うさぎ追いし」を「うさぎ美味し」だと思っていた頃がありました。
自慢ではありませんが、私はそういう勘違いが多い方です。今回はその勘違いの一つを取り上げてみます。
ふこふこ
ふこふこ(ふわふわ)なものが好きです。
小学校低学年の頃、国語のテストで「ふ〇ふ〇な犬」とイラスト付きの文字を埋める問題がありました。
正解はもちろん「ふわふわな犬」で、「わ」と書くべきだったのですが私は自信満々に「こ」の字を書きこみました。
国語は得意分野だったので今回のテストは満点がとれるぞと意気込んでいたのですが、後日返却されたテストには赤ペンで大きくクエスチョンマークの書き込みが…。
国語の先生にとっても「ふこふこ」は初耳だったのでしょう。でも、なぜクエスチョンマークを書かれたのか当時の私には分かりませんでした。
そこで、家に帰って母に尋ねると
「面白い言葉使うなあと思ってたんよ。普通ふこふこじゃなくてふわふわって言うで。」
と悪びれもなく言われてしまいました。
間違いを知った現在でも私はふこふこという表現を好んでいます。ふこふこの方が柔らかでしっとりした様子を表せているような気がするし、音の響きも優しい。
母は指摘したところで私が改めないことを見越していたのかもしれませんが、知りながら使うのと知らないまま使うのでは大違いですよね。
おわりに
ちなみに、わたあめはふこふこではなくふわふわだと思っています。