【前編】[体験談]育休中のリスキリングで得たもの
今回は、私の実体験をもとに、育休中のリスキリングで得たものについて書いていきます。
ちなみに、当時は「リスキリング」という言葉すら知らなかったので、「リスキリングをしよう」と思ってやっていたわけではありません。
今振り返って初めて、「私が育休中にやっていたことはリスキリングだったのか!」と気がつきました。
まず、リスキリングとは?
つい先日、上記で引用した後藤宗明さんの著書『リスキリング』を読みましたが、とても面白かったです。
興味のある方はぜひ読んでみてください。
はじめに
さて、先に結論をお伝えすると、私が育休中のリスキリングで得たものは、「希望の仕事と理想の働き方」です。
この記事を通して、私が体験した"リスキリング"について、一つの自己実現の方法をご紹介できればと思います。
私は、今年の10月から産休に入ります。
産休育休を取るのは2回目。
長女を出産したのが2019年の秋。
それから丸2年育休を取り、2021年の秋に復職しました。
この丸2年間の育休は、私の今後のキャリアを大きく変える、本当に貴重な期間となりました。
この2年が無ければ、私は今もまだキャリア迷子のままだったかもしれません。
今回は、また秋から産休育休に入る自分のために、前回の育休中に私がやったこと、それが復職後にどのように身を結んだか、そこからさらに、次の育休中に取り組みたいこと、復職後にどんな仕事をしたいか…までをできるだけ具体的に書いていきたいと思います。
noteで発信する以上、自分以外の方の目に触れることもあると思います。
特に、これから育休に入る方や、今まさに育休中の方には、先にお伝えしたいことがあります。
出産後は、ホルモンバランスが崩れてメンタル不調になりやすかったり、赤ちゃんの夜泣きで常に寝不足だったり、ママの体調や赤ちゃんの特性によっては、余裕が無い場合も多いです。
産後うつの危険性もあります。
どうか、まずはママの体調と心の状態、赤ちゃんのお世話を第一に考えてあげてください。
子育てする中で、体や心に少し余裕ができて「育休中に自分のキャリアと向き合いたい」という方に、今回の記事が届けばいいなと思います。
私の場合は、産後のメンタル不調より、寝不足より、これからのキャリアを考えると不安で憂鬱でたまらなくて、なので、育休中にちょっと無理をしてでも行動を起こしました。
リスキリングをする前に必要なことは「よく自分を知ること」
私は育休中、下のような流れで行動しました。
特に、最初の行動「自己分析」と「ブログ開設」が肝だったかなと思います。それをしていなかったら、きっとただ闇雲に勉強して、心が疲弊したり途中で挫折したりしてしまっていたのかなと。
自己分析は、職歴の棚卸しや興味関心の言語化、現職の好きなところ嫌なところを書き出すなど、いくつかの方法を試しましたが、「理想の言語化」が1番私の心のモヤを晴らしてくれました。
私がやってみた理想の言語化は、「80歳の自分(ゴール)から遡って、各年代の理想の自分を言語化する」というもの。
私の場合は、そこで「時間と場所にとらわれない働き方を実現する!」という目標ができました。
また、復職を考えると憂鬱になるのも、現職の今のポジションにやりがいを感じられなかったから。同じ仕事に戻りたくなかったのです。
「"好き"を仕事にしたい!」というのが、自己分析で再確認できた自分の正直な気持ちでした。
ブログ開設については、暇つぶしで始めたのですが、自分の興味関心を文章にする事で、自分の好きな事が明確になった気がします。
また、姉から「文章が読みやすい」と褒められたのも、自分では気づかなかった強みを知るきっかけになりました。
ブログを通して気づいた(再確認した)私の好きなことは、「文章を書くこと」と「キャリアについて考えて発信すること」。
自己分析とブログ、この2つをやっていなかったら、その後のライティングやキャリアサポートまで行きつかなかったと思います。
つくづく、自己分析って本当に大事だなと思います。
自分を知り、やりたいことが明確になったら人は動き出せる
自分の叶えたいことや好きなことが明確になったら、あとはもうとにかくネットで関連情報を探しました。
キャリアに関わる仕事がないか?
文章を書く仕事がないか?
仕事にこだわらず、ボランティアでも良かったのですが、仕事としてやった方がプロの技術を学べると思い、副業で探していました。
そして、「ここだ!」と思ったところにダイブ!
気になる会社やフリーランスの方にメールやDMを送りました。
断られてもいいんです。
とにかく門を叩くことが大事。
自己分析をして、モヤが晴れた状態だと、不思議と怖いもの無しで行動できるものです。
人は、目的や目標が定まれば動けます。
私の本業の会社は、副業を良しとはしていなかったのですが、
「何のために副業するのか」「どんなスキルを身に付けたいのか」「本業にどんなふうに貢献できるか」を伝えると、人事からOKがでました。
案外何とかなるものです。
そんなこんなで、キャリアサポートの仕事を始めたり、ライティング講座に通い記事執筆をしながら、育休期間を過ごしました。
ここまで、"順風満帆な育休ライフ"な感じで書きましたが、キャリアサポートもライティングもお仕事なので、けっこう大変なことも多かったです。
日々、ものすごい成長痛を感じていました。
子育てしながらの慣れない副業はとてもハードで、何度も心が折れそうになりました。
それでも頑張れたのは、どうしても私は復職後のキャリアを自分で選び取りたかったから。
長くなってしまったので、前編はこのくらいで終わります。
次回の記事では、育休が明けて、復職後に私を待っていた挫折とそこから這い上がった体験を書きます。
後編はこちら▼
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