【後編】[体験談]育休中のリスキリングで得たもの
前回の記事では、「育休中に自己分析をして、理想の仕事と働き方を手に入れるために、キャリアサポートの仕事やライティング講座の受講、記事執筆をしました」という話をしました。
今回の記事では、「私はその後、どのような復職を果たしたのか?この経験を踏まえて今年の秋から突入する育休期間に何をしたいか?1年半後、復職した時にどんな仕事をしたいか」をまとめていきます。
2年間の育休が明けていざ復職!叶わなかった「理想の仕事と働き方」
2年間の育休を経て、私は2021年の秋に復職しました。
「理想の仕事と働き方を手に入れてやる」という目的で育休期間を過ごしていたので、復職のタイミングは、私にとって勝負の時でした。
私の会社では、復職の1ヶ月前に部長と「復職面談」をするのですが、それを知っていた私は、その復職面談の時に「プレゼンをしよう」と決めていました。
面談の2週間前くらいから、Wordで資料を作りました。
内容は、ざっくりこんな感じの提案と要望を出しました。
復職面談で話す時は、さらに、それがどんなふうに会社にメリットがあるかも添えて、お互いがWin-Winになるような意識で提案しました。
でも…
結果は「受け入れられず」。
部長は、「いい提案だと思うけど、人手も足りないし、育休前と同じポジションに就いてほしい」また、「まさか提案されると思っていなかったので、"元職復帰"以外の選択肢を考えていなかった」とのこと。
部長の言うことは理解はできましたが、内心とてもがっかり。
仕事内容と働き方を変えたくてこの2年頑張ったのに、ダメでした。
私は部長の言うとおり、育休前と同じ仕事内容で復帰しました。
でも、実は内心ぜんぜん諦めていなくて、次のチャンスを伺っていました。
チャンスは自分で作るもの!諦めない気持ちで掴んだ2度目のチャンス
チャンスが来たのは復職して3ヶ月後。
私は部長に「復職して3ヶ月が経ったので、復職後面談をお願いできませんか?」と相談し、また同じ内容をブラッシュアップして再提案しました。
「チャンスが来た」というよりは、自分で作ったのかもしれません。
そして、2度目の提案で、その提案が通ったのです…!
後から話を聞くと、私の1度目の提案を受けて、部長もブランディングや組織開発の重要性を真剣に考えてくれていたそうです。
誰かに何かを提案する時、1度目がダメでも、諦めないで何度かチャレンジするのは大事!ということを学びました。
何度かチャレンジしていると、案外叶う!
それから、組織変更があり、私は新たに新設された「HR課」という社員教育や組織開発、ブランディングを専門に行うチームに配属されました。
HR課に異動してからの仕事は、「悩みがあるメンバーの相談役」や「後輩のメンター」「WEB社内報の企画・作成・運用、記事作成」「ホームページの改修」などなど、組織開発とブランディングを軸に、在宅勤務でキャリアサポートとライティングをやらせてもらいました。
そんなこんなで、今はやりたい仕事、希望の働き方が叶っています。
もちろん、自分の力だけでこれらが叶ったわけではありません。本当にタイミングや運が良かったな…と思います。
相談に乗ってくれた先輩にも感謝です。
ただ、私の中で思っていたのが、もしこの提案が通らずこの先ずっとポジションが変わらなければ、転職するかフリーランスを目指すかしようと心に決めていました。
自分の理想の仕事と働き方が明確になると、無敵モード。
自分の足でどこへでも行ける気がしました。
リスキリングで自己実現できた私が次に目指すは動画作成スキルの習得
この「育休からの復職」という流れを通して実感したことがあります。
それは、新しいスキルを身につけ、仕事にするために一歩踏み出すと、本当に未来は変わる!ということ。
もし、今の仕事や役割、働き方に満足していない方がいたら、私はリスキリングを強く進めます。
スキルを身につけることで、理想の仕事と働き方に近づけることを知った私は、次の育休の過ごし方も計画しています。
もちろん、自分の体調や赤ちゃんの健康やタイプにもよりますが、もし、できそうであればやってみたいことがあります。
これまでのメンターや後輩指導、キャリアコンサルタントの知識を活かして、自作のキャリア研修動画を作りたい!
そのために、育休中に動画編集のスキルを身につけて、実際に研修動画を作成してみようと考えています。
"書く人"として、キャリアやスキルアップについて書いていきたいですが、研修資料なんかも作れるようになりたいな〜と思っています。
資料を作るなら、やっぱり講師もやれるようになりたいな〜ということで、まずは素人なりに研修動画を作ってみようかなと。
動画なら、途中で赤ちゃんが泣いたりお世話をしても、編集でカットしたり差し替えたりできそうなので、無理なくやれそうです。
研修の内容や資料の精度を上げて、次に復職したタイミングで、若手社員向けのキャリア研修の講師なんかもできたらいいな〜と妄想しております。
会社にとっても、研修講師を外部から呼ばなくて済むのでコスト削減になりそう。
Win-Winですね。
復職面談で自作の研修動画を見せ、また部長を困らせようと思います。笑
さいごに
ここまで、育休中に私がやったこと、それが復職後にどのように身を結んだか、今後身につけたいスキル、未来の妄想などを書いてきました。
最後にもう一度まとめますが、
私が育休中のリスキリンで得たものは、「希望の仕事と理想の働き方」です。
夢の叶え方は色々ありますが、今回の体験談はあくまでも私の場合です。
人によっては、その方法は転職だったり昇進だったり、起業だったり、今の仕事のスキルを上げることだったりすると思います。
仕事ではなく趣味の中で自己実現を目指す方もいるかもしれません。
今回の私の体験談は、あくまでも一つの事例として捉えていただければと思います。
もし、少しでも参考になるところがあれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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