【一般質問シリーズ】PFAS対策&みどりを増やそう&さらなる投票率アップへ
みなさん、おはこんばんちは。
無会派「グリーンな国分寺」の鈴木ちひろです。
まず、石川県の能登半島を襲った豪雨災害で、被害に遭われたみなさんにお見舞い申し上げます。
毎年のように記録を更新し続ける猛暑や、異常な豪雨災害は、わたしたちの生活をおびやかしています。
今、声をあげなければ、みんなで行動しなければ、気候危機は加速し続けます。
毎年9月は国連未来サミットにむけた「世界気候アクション」が展開され、全国で庁舎前アクションが行われています。
わたしは今年も国分寺市議会の議員に声がけし、アクションを実施しました。
引き続き、気候危機対策の拡充を求めていきます。
9月の一般質問では、「PFAS」「グリーンインフラ」「街路樹」「選挙」の4つのテーマで質問しました。録画配信と併せて、ぜひ最後まで読んでみてください。
子どもたちへのPFAS対策から進めて!
全国的・世界的に広がりを見せるPFASの地下水汚染。
国分寺市でも地下水のPFAS汚染は深刻で、民間の血液検査で市民のPFAS血中濃度が高い数値になっており、非常に大きな問題です。たくさんの議員と共に、市民への血液検査の実施や土壌の調査なども求めてきましたが、市としては、「厚労省が定める暫定目標値50ナノグラムパーリットルを下回っていることから、水道水の安全性に問題はない。そして国の動向を今後も注視していく」という答弁が続いています。
この問題の根本解決のためには、やはり汚染源を特定するという原因究明が急務ですが、一方で、市として今すぐすべき対応をするべきだと思います。
現在、国では水質規制を決める水質基準逐次改正検討会が行われていますが、PFASの水質規制の方針を決めるスピードは非常に遅いです。自治体が国の動きを待っている今も、アメリカやヨーロッパの基準よりはるかに高い50ng/L(ナノグラムパーリットル)以下の水なら飲んでも問題ないという方針なわけです。
市内の水道水は、北町給水所と東恋ヶ窪配水場、そして一部、府中武蔵台浄水所から配水されています。
なお、東恋ヶ窪配水所では、PFAS汚染のため取水を止めたので、100%東京都の河川水を使っており、北町給水所では現在も一部地下水をブレンドしています。この地下水の原水は、現在、4月から6月の最新データでPFOSとPFOAの合計値が190ng/L、そしてPFHxSが110ng/Lであり、暫定目標値の50ng/Lを遥かに超過しています。それを河川水で薄めて供給しているため、蛇口から出てくる水道水としては、PFOSとPFOAの合計値で9ng/L、そしてさらにPFHxSで6ng/Lです。
これって、どうでしょうか?
薄めれば問題は解決なのか。
わたしは、汚染されている地下水をしっかり浄化するべきだと思います。
ちひろの質問:暫定目標値である50ng/L以下にはなっているが、そもそもPFAS汚染されている地下水を飲んでいることに変わりはない。東京都には北町給水所への浄水設備を設置していただきたいし、市にはそのような要望を都に出してほしい。
建設環境部長の答弁:環境省の専門家会議では、水道水の暫定目標値の取扱いについて議論が進められている。現在の暫定目標値につきましては、令和2年4月から適用されているが、その際も、国の動向を踏まえ、東京都より事前に対策が図られた。
市としては、今後も引き続き国や東京都の動向を注視するとともに、必要に応じた対応を検討していきたいと考えている。
ちひろの考え:国の動向を注視していきたいという市の考えはただの責任逃れ。岐阜県各務原市や沖縄県では、PFAS対策で浄水所に活性炭を使った除去システムを導入している。つまり、国の検討や動向を待たずに独自で自治体として行動しているということ。
私がこれまでお話ししてきた市民の中には、もうとにかく北町給水所の井戸水の取水を止めてほしいという方と、あとは井戸水をこれまで大切に飲んできた歴史があるのだから、ちゃんと浄化して、また井戸水を飲みたいという方々の双方の意見がある。私は後者の、長年PFAS汚染のあった水道水を供給してきた責任を取り、安心してまた地下水を飲めるようにしていただくためにも浄水所への浄水設備を設置してほしい。
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では、子どもの暴露はどうでしょうか。
言うまでもなく、大人よりも深刻です。日本の場合、厚労省が定めた50ng/Lという暫定目標値は、50キログラムの成人が毎日2リットルの水を飲み比べても健康への影響がない数値と定められています。これ自体が海外の基準と比べて非常に高いので問題なのですが・・・。
当然、赤ちゃんや子どもは50キログラムもありません。そして、文科省の調査によると、小学校1年生で男女ともに大体21キログラムの体重だということです。保育園に通う赤ちゃんは、もちろんもっと体重が少ないです。
ちひろの質問:体重が少ない子どもは健康への影響を受けやすいのだから、より予防原則に沿った対策を求めたい。まず赤ちゃんや子どもへの暴露について、市の考え方を伺う。
建設環境部長の答弁:食品安全委員会が取りまとめた食品健康影響評価書の中では、耐容1日摂取量(人が毎日一生にわたって取り続けても、現時点の知見から見て、健康に悪影響がないと考えられる1日当たりの量)は、PFOS、PFOAともに20ng/L、また、PFHxSについては、評価を行う十分な見地が得られていないということで、現時点では指標値の算出は困難と評価している。
この耐容1日摂取量については、子どもや高齢者にも適用されると、そういう指標であるというふうに認識はしている。
ちひろの考え: 水の暫定目標値の質問をしているのに、耐容1日摂取量についての答弁で、質問が噛み合っていない。市がPFAS汚染問題を理解していないことの表れである。
50ng/Lは大人の暫定目標値であり、体重が軽い子どもへの暴露を、当然、保護者の方々は心配している。PFASを全く接種しなければ3年から
8年ほどで半減すると言われているが、今現在、水道水に北町給水所では9ng/L、PFHxSでは6ng/L、PFASが含まれている以上、やはり半減することは望めない。
本来なら東京都には汚染されている井戸にちゃんと浄水設備をつけるべきだし、市としても都に強く要望していただきたい。
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ちひろの質問:当面の緊急対策として、学校や保育園の給食調理場に浄水器の設置を検討していただきたいが、いかがか。
建設環境部長の答弁:現在、水道水の基準値については、国の専門家会議において引き続き議論が進められていること、さらに水道水においては安全性に問題がないことが確認されているため、現時点では保育園や小学校などの給食室にPFAS除去対策を実施するという考えはない。
ちひろの考え:各務原市では、学校長から市へ強い要望があって浄水器設置が決まった。子どもや保護者の安心のために浄水器を設置すべきだという要望があったそうだ。この対策は、まさに子どもたちの将来の病気のリスクに備えて、予防原則にのっとった決断だと思う。
このPFAS汚染問題に関しては時間がかかる問題だからこそ、様々な角度から対策していく必要がある。
グリーンインフラでみどりを増やそう
グリーンインフラとは、自然環境が持つ様々な機能をインフラや生活空間に生かし、人と自然にとって、よりよい社会 を目指す考え方。
そもそも自然の中には多様な機能があります。例えば、私が以前住んでいた奄美大島では、サンゴ礁やマングローブが防波堤として大きなグリーンインフラの機能を果たしていることから、行政としても力を入れて保全の取組をしています。もちろん国分寺市とは奄美大島は自然環境の事情が違うので、このようなグリーンインフラは適用されないのですが、今年3月に新しく策定された国分寺市ゼロカーボン行動計画には、市域の緑の保全、創出の主な取組の一つとして、グリーンインフラの整備推進が加えられました。
ちひろの質問:国分寺市が捉えているグリーンインフラとはどのようなことか。
まちづくり部長の答弁:グリーンインフラについて、「社会資本整備や土地利用等のハード・ソフト両面において生物の生息・生育の場の提供、良好な景観形成、気温上昇の抑制等の自然環境が有する多様な機能を活用し、持続可能な魅力ある国土づくりや地域づくりを進める取組」としている。
また、グリーンインフラの取組事例は、森林や河川、公園整備、建物の緑化や雨庭の整備、雨水浸透ますや雨水透水性舗装など、非常に大規模なものから小規模なものまで様々ある。
国分寺市の取組は、地下水の涵養を目的としました雨水浸透ますの設置、歩道の透水性舗装、さらに在来種を中心に多様な樹種のほうを植栽して、武蔵野の雑木林を再現した国分寺駅北口駅前広場など、グリーンインフラと捉えている。
ちひろの考え:これまでのインフラは、私たちの便利な生活のために自然を犠牲にすることもいとわないものだった。もちろん、それらは従来の経済発展のためには必要だったが、これからは人間の便利さだけではなく、人と自然にとって、 よりよい社会を目指すグリーンインフラの考え方がまちづくりには必要ではないか。
市がこれまでのグリーンインフラの取組として雨水浸透ますや透水性舗装を挙げたが、 確かに雨水の流出抑制には寄与していると思われる。しかし、素材は一般的にはコンクリートなどを使ったものであり、自然を生かしたグリーンインフラというよりも人工物を使ったグレーインフラという側面もあるのではないか。国分寺で適用できそうな手法について研究を進めるべき。
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都市部での現実的なグリーンインフラの実 践として近年注目されている雨庭(雨水を下水道に直接放流することなく、一時的に貯留し、ゆっくり地中に浸透させる構造を持った庭などの植栽空間のこと)を提案したいと思います。
特にアスファルトの多い都市では、雨水がすぐに地下には入れず、あふれてしまうこともあり、これまで国分寺市でも雨水浸透ますの設置が積極的に行われてきたと認識しています。
一方、雨庭は雨水の流出抑制だけではなく、緑化の推進やヒートアイランド現象の緩和などの効果が期待されています。
ちひろの質問:公共施設の整備や再開発事業で緑を増やしていくことも大切だが、そのタイミングを待つだけではなく、今ある学校や公園などの雨庭を 造っていくことは 可能か。
まちづくり部長の答弁:既存の学校や公園におきましては、現時点でも、土や透水性舗装、雨水浸透施設等によって雨水を地下に染み込ませる構造になっている。
グリーンインフラの様々な手法について、スペースや安全、衛生管理、施設の利用のされ方などを踏まえた上で、雨庭を含め、その施設に適した手法を研究していくことが必要だ。
ちひろの考え:学校で雨庭を提案した理由は、グリーンインフラと教育は大変相性がいいからだ。学校の校庭の一角に雨庭を子どもたちが 造り、 計測、維持管理、土壌や生物の観察などを通して、環境学習として授業に取り入れることを提案したい。
実際に杉並区では、区内の小学校で子どもたちが総合の時間で雨庭を造り、 学習しているとのこと。土に触れて雨の恵みやリスクを知り、生物との共生を感じることは、子どもたちにとって大きな学びになるのではないか。
また、グリーンインフラの啓発として、公園や駅などの公共性が高く、目立つところにモデル雨庭を造り、京都市のように、雨庭に小さな解説の看板などを設置し、周知していくことで、そこから個人の庭に普及させていくことも視野に入れ、研究を進めていっていただきたい。
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ちひろの質問:雨庭は都市部のグリーンインフラとして比較的取り組みやすいものだが、大きな工事としては、やはり自然型河川への改修が挙げられる。国分寺市には野川というすばらしい川の源流があるが、現在、野川はコンクリ三面張りになっていて、将来的にもっと増加していくであろうゲリラ豪雨などの異常気象の影響が非常に心配です。自然型の河川にすると防災の観点からの治水効果だけではなく、生き物のすみかとして生物多様性を創出できること、また、市民の憩いの場としての機能、自然によるリラックス効果など、様々な機能がある。グリーンインフラに資するものと考えますが、いかがか。
東京都は治水の安全対策で整備の優先度を決めて対応しているということだが、市の最新の動向や市の取組について伺う。
建設環境部長の答弁:野川については、国分寺市の区域も小金井市から下流のような整備がなされれば、その機能からグリーンインフラに資するものと考えている。
東京都の動向については、台風等で被害があった野川中下流や他の河川の治水対策を優先して整備をしているという状況。国分寺市においては、現状は変わっていない。
また、市の取組は、東京都に対し、一刻も早く早期整備していただけるよう要請を継続していくとともに、野川を市民に知っていただく場として、協働事業野川源流スクールを引き続き開講し、市民の機運醸成を図っている。
ちひろの考え:野川が自然型河川として整備されれば 、 グリーンインフラに資するものだ。
確かに、先日の台風でも、野川の下流部での氾濫の危険性が高いこともあり、そちらが優先的に整備される事情も分かるが、東京都では河川法に基づき、治水対策としてではなく、多種多様な生物の生息・生育環境や地域の風土と文化を形成する個性的な川づくりを推進してもらうよう、野川の自然型河川への早期整備を、一層、市からも強く要望してほしい。
コンクリートでできた、いわゆるグレーインフラだけではなく、今後は植栽などの雨水浸透性を最大限に高め、治水やヒートアイランド対策などを行うグリーンインフラの導入で、町なかの様々な場所に緑や自然を取り入れていく、新たなまちづくりをしていくことで、 未来の国分寺市民に自然豊かなまちを手渡すことができるのではないか。
街路樹を気候危機対策の主役へ
街路樹も都市部での貴重なグリーンインフラの一つであると思います。私はいつも市内を自転車で回ることが多いのですが、この夏は特に強い日差しの中、信号待ちやバス停で待っている人が店先の僅かな小さな軒先に、猛暑や強い日差しから避難するといった通行人の方をたくさん見かけました。そのときに涼しい木陰をつくってく れる大きな街路樹があったらと思わずにはいられません。
しかし、市内の街路樹のケヤキなどを見ても、頻繁に強く切り詰められ、枝葉を広げることが許されない状況になっていることから、近年、都市部の街路樹は「寂しい街路樹」と言われています。
また、街路樹は落ち葉や害虫の元凶と言われ、一部の市民にとっては厄介な存在になってしまっているという事実もあります。
一方、木も生き物ですから成長しますし、枝も葉っぱも伸びます。年を取って大きくなった街路樹が、まるで邪魔者のように扱われている現状は非常に悲しいと思っています。
ちひろの質問:今、国分寺の街路樹の状況はどうなっているのかお聞きしたい。
夏の時期は特に激しく、強めに切られている状態のことを強剪定といいますが、強剪定の街路樹は市内には多く見られる。
街路樹の伐採、剪定方法の頻度など、ルールやガイドラインはあるのか。
建設環境部長の答弁:街路樹 の維持管理を市内の造園業者に委託をしており、剪定方法のルール等は定めていない。造園業者と現地を確認しながら、その場の樹種に合った剪定方法を決定している。
夏場は台風や強風等の影響を受けやすくなり、倒木や落枝等により道路交通機能に影響を与える場合もあるので、強剪定する場合もある。その際には、緑陰が少なくてしまうが、近年の猛暑対策としても、緑陰の必要性は感じているため、交通安全上の支障とならない範囲で剪定を行っていきたい。
ちひろの考え:しっかりした管理方法やコンセプトの下で整備すれば、環境保全としての機能も多分に発揮できる。樹種(木の種類)の選び方や剪定・生育環境の在り方など、将来のビジョンを持って、街路樹管理の方針、またはマニュアルなどをつくるべきだ。
さらなる投票率アップへ
NHK の朝ドラ『虎に翼』では、女性が選挙に行けなかった時代が描かれていて、改めて衝撃を受けました。当時、参政権を求めて運動してきた女性たちが、今の投票権を行使しない人たちを見たら、さぞがっかりするのではないかなと思っています。
一方で、先日、市内で活動する高校3年生とお話する機会があったのですが、「もうすぐ 18 歳になるから投票ができる。楽しみなんです」と言ってくれて、すごくすてきなことだと思いました。
選挙は行かなければならないのではなく、主権者として行きたくなることが理想的ではないでしょうか。
そのためには選挙へ行こうというような呼びかけも大事ではありますが、やはり政治が信頼できるものであることや、投票したくなる候補者がいること、また、選挙や政治が自分事だと思えるような環境づくりが大事かなと思っています。
いずれにしても、投票率が高ければ高いほど政治は参加型で代表的なものとなりますし、逆に投票率が低いほど、政治は一部の人々や利益に偏り、不公正や不平等が生じやすくなると思います。投票は市民の意見を反映させる重要な手段だということで、もっと選挙が身近で楽しい国分寺になるようにしてほしいと思います。
ちひろの質問:直近の7月7日の東京都知事選挙では、多摩地域トップの投票率 65.65 %ということで、市民の政治の関心の高さを非常にうれしく感じている。
都知事選では、多摩地域で1位になった理由を選挙管理委員会はどのように分析しているのか。
選挙管理委員会事務局長の答弁:今回 、衆議院議員選挙以来の投票率のトップとなった。
1位になった要因は、もともと市民の行政等に対する意識が高いというほかに、これまで明るい選挙推進委員の地道な活動が実を結んだと考えている。
また、今回の選挙は、立候補者が過去最多となったこと、ポスター掲示場や政見放送で物議を醸したということなどがあり、有権者の関心が高まり、投票率を押し上げたのではないか。
また、今回の選挙より、マイナポータルを活用した不在者投票の請求ができるようになり、この取組によって、 18 人が投票用紙等の請求を行った。
ちひろの考え:不在者投票の請求が電子申請でできるようになったことはすばらしい。しかし、電子申請をした人は 18 人ということでしたので、周知・啓発を、今後、工夫していただきたい。
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今年は衆院選、来年は市長選、都議選、参院選などたくさんの選挙があります 。
市としては、大きな選挙などでは投票率が6割超えになってきましたが、市長選や市議選は、まだまだ投票率が半数以下ということも課題だと思います。
そこで、投票のしやすさという観点から注目したいのは期日前投票についてです。
これまでもたくさんの議員が要望してきているように、私も期日前投票の場所と日程を増やしていただきたいと考えています。
これまでも徐々に期日前投票所を増やしていただき、現在4か所ありますけれども、他市と比較すると、実施期間や実施時間が短いのではないでしょうか。
ちひろの質問:駅ナカのcocobunjiプラザの利用率が非常に高いため、cocobunjiプラザの日程を増やしていただきたい。国立駅前サービスコーナーでも期日前投票所の実施をしていただきたい。選管の考えを伺う。
選挙管理委員会事務局長の答弁:国立駅前の市民プラザ は、これまで選挙管理委員会で検討を重ねてきた。
選挙人の利便性を向上させる点では、駅に近く、適した場所であるが、施設が狭く、複数の選挙が重なった場合の対応が大変困難なこと、それから
また、期日前投票所では時間帯によって混雑し、投票受付まで30分以上かかるというような状況もあるため、難しい。
ちひろの考え:利便性を向上していく目的で、駅前に設置することは、投票率の下支えになることは確実であり、また市民の要望も非常に多いため、残念。
そもそも駅前なので、わざわざ投票しに行くというよりかは、選挙があることを知らない人でも、通学や通勤の際にふらっと訪れることができるのは大きなメリットではないか。ここで検討を終了するのではなく、引き続き検討をしてほしい。
現在の市役所は12月いっぱいで引っ越しをするが、1月からは西国分寺の新しい市役所を使う。現庁舎は、今後、複合公共施設となるが、施設完成は2028年の予定。それまでの間の恋ヶ窪の期日前投票所はどうなるのかも課題。今後もやはり駅周辺に設置していただきたい。
近年では、バスなどを利用した移動式の期日前投票所や、都内ではイトーヨーカ堂系列のスーパーで投票所を設置するといった取組もある。
新庁舎移転ももうすぐなので、様々な可能性からスピード感をもって検討していっていただきたい。
全体の投票率は高いのですが、若い世代の投票率が非常に低いことにも問題意識を感じる。
都知事選の年代別投票状況では、18歳の投票率は市の平均を上回る66.6%だったが、10代、30代は平均投票率を下回った。
40代から70代は年齢が高くなるにつれて投票率が増加傾向にあるということが分かっている。このデータからは、将来的には投票率が低くなることも懸念されるのではないか。
現在、投票率が高い20代、30代の投票率を上げるための取組の推進をしっかり進めるべき。
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ここまで読んでくださったあなた!
いつも応援・ともに活動してくださるあなた!
ありがとうございます。
感想やご意見をお寄せください。
12月議会は11月27日からスタートします。
恋ヶ窪の市役所での議会は、最後となります。
この機会にぜひ傍聴へお越しください!
手話通訳や、介助犬との傍聴などもできます。
特別な配慮が必要な方も、ぜひ議会事務局へお問い合わせを。