ドイツ旅行記②
シュトゥットガルト中央駅へ
ドイツ2日めは、シュトゥットガルトから電車で1時間くらいのテュービンゲンという町で観光。朝8時ごろ、宿泊先からシュトゥットガルト駅に向かって歩いていた。すると、この日は平日だったので、ギムナジウムに登校するティーンエイジャーたちと遭遇した。小説でしか読んだことなかった本物のギムナジウム生を見られて内心ひそかに感動した。
朝ごはんはシュトゥットガルト駅前のベーカリーで食べた。ヴィーガンのジャムパンはボリューミーでお腹一杯になった。veganなのにジャンキーな所がおもしろい。本場のプレッツェルは、塩と小麦の素朴な味わいがして、とてもおいしかった。このベーカリーには、ファラッフェルサンドやプレッツェル、パイなど、他のveganパンもあって素晴らしかった。
シュトゥットガルトからテュービンゲン
電車に1時間ほどゆられてテュービンゲンに到着。道中車窓の景色がどんどん緑豊かな自然に変わっていく。
ヘルダーリンの塔
着いてまず向かったのは、ヘルダーリンの塔。ヘルダーリンはドイツの詩人、思想家で、ハイデガーが好み後期には研究もしていた。かつてヘルダーリンはこの塔で生活していたことがある。使っていた書斎や、書いた手紙などが展示されている記念館になっていた。
受付の女性はとても落ち着いていて優しい人だった。パスポートと引き換えに英語のオーディオガイドを借り、それを聞きながら館内を見回った。 帰り際には、展示されていた絵葉書と同じ柄のポストカードを記念に買った。
ヘッセゆかりのヘッケンハウア―書店へ
ヘルダーリンの塔を出て、次にヘッセが働いていたヘッケンハウア―書店とシュティフト教会に向った。書店は中がヘッセ記念室になっているそうだが、この日は木曜だったのであいにく休館日。外からでも見られてよかった。
お昼ごはんまではまだ時間があったので、テュービンゲン城にも行ってみた。さっきまでいた旧市街からしばらく坂をのぼったところにある。少し息をきらしながら、なんとか門までたどり着いた。
ディズニーのお城のモデルとして有名なノイシュバンシュタイン城のように華やかな白ではなく、どっしりとした石造りのお城という感じ。
カフェでアボカドトースト
街の方に戻ってカフェでランチを食べた。アボカドトーストを頼んだのだが、これまたボリューミーで、こんなに沢山一度に食べたことないという位の量のアボカドが、茶色いパンにのっていた。
ドイツのカフェで頼む食事は量が多いのかもしれないと思った(それ相応の値段はする)。食べてる間は「おいしいし全部食べれそう」「残したら勿体無い」と思うから完食する。けど、後で結構胃にくるので、多かったら残しても良いと思う。あるいは持ち帰る。ネット検索したところ、やっぱりドイツのレストランの料理の量は日本のよりも一般的に多いらしい。
他者とつながれない悲しさとつながれる喜び
実はこの時、テュービンゲンのカフェで、店員さんのドイツ語と英語が上手く聞き取れず、コミュニケーションが取りづらかった。それで少し悲しい気分になったまま道を歩いていたら、環境保護団体の人に声をかけられた。ドイツの銀行口座を持っていないため寄付はできないとわかった後でも、話をしてくれて、一人旅のことやNGOの活動内容について話をした。その人と話せて嬉しかったのは、お互い時々英語に詰まりながらも意思を伝えたり理解しようとしたりしていたからだった。他者とつながれない悲しさもあれば、つながれる喜びもある。
この日は朝早くから出かけたので、昼過ぎにはシュトゥットガルトに戻った。