ニキビ改善のためのクレンジングと洗顔
ニキビ博士・片柳です。
ニキビを治すのにとても重要なのが毛穴の洗浄。
そして、サロンケアに加えて、いかにホームケアできちんと毛穴洗浄をお客様に指導できるかが、ニキビ改善のキーになります。
そこで、本日は洗顔について解説します。
洗顔の基本から。
⭕️まず、クレンジングと洗顔は必ず両方してください。
「洗い過ぎないようにどちらかでいいですか?」とか、
その手のご質問は非常によくありますが、
結論は、ダメです。両方してください
理由は、クレンジングと洗顔では目的が違うからです。
✅クレンジングはメイクなどを含む油汚れ
✅洗顔は、余分な皮脂、ほこりや古くなった角質、汗やダニやホコリなどの汚れ
を取るものが基本です。
目的が違うので、クレンジングと洗顔、両方しっかり行わないと、汚れは取り切れません。
⭕️次に使うもの
今からあげるものは、基本的には使用NGです。
✅オイルクレンジング
✅合成成分入り
細かいことを言うと、オイルにもいろいろありますし、界面活性剤にもいろいろあるんですが、今はややこしくなるので、ニキビを治すならとりあえず上記はやめてください。
◉オイルクレンジングNGの理由は3つ。
✔️必要以上に角質や皮脂を取りすぎて乾燥や炎症の原因になるから
✔️オイルクレンジングには多くの場合、合成界面活性剤が使われているから
✔️オイルクレンジング自体が肌に残って毛穴を詰まらせたり、酸化したりとニキビの原因となりえるから
です。
◉次に合成成分NGの理由は3つ。
合成成分とは、石油精製の過程から出てくるものです。簡単に言えば石油です。
合成成分とは、
✔️合成界面活性剤
✔️合成防腐剤
✔️鉱物油や合成の油性成分
✔️合成ポリマー
✔️合成色素
です。
先ほども書きましたが、
これらは原料が石油です。
石油なんて顔に塗ったら、、、
ニキビが治るわけがありません。
ニキビを治したければ、合成成分は使わないでください。
⭕️では洗い方です
✅クレンジング
◎クレンジング剤はケチケチせず、しっかり量を使う。理由は、クレンジング剤が少ないと、肌と手のひらの摩擦を起こしてしまいます。摩擦=刺激はニキビの大敵。
◎中指・薬指を使ってクルクルと。間違ってもゴシゴシしない。中指・薬指は指の中でも力が入りにくい指です。几帳面にゴシゴシ洗ってしまう方、特にニキビの方は気になってゴシゴシ洗う方がとても多いですが、ダメです。摩擦=刺激はもちろん、皮脂を取りすぎる原因にもなります。
◎特に、耳の横のもみあげのところや、小鼻の周り、フェイスラインは意外にも洗い切れていない方がたくさんいます。注意して洗ってください。
◎ぬるま湯(32度ほど)でやさしく洗い流してください。皮脂は温度にも影響を受けるので、熱いお湯で洗い流すと、皮脂が余計に出ます。冷たい水だと毛穴が引き締まって、逆に余分な皮脂等が取れません。
◎すすぎ残しが無いように落としてください。髪の毛の生え際、眉毛のキワ、耳のあたりや、フェイスラインは特にすすぎ残しが起きやすいので気をつけてください
✅洗顔
◎泡だてネットを使ってください。キメの細かく少し固いくらいの密度の濃い泡が洗顔のポイントです。片手に作った泡を逆さまにしても落ちないくらい、しっかりした泡を作るのがベストです。(ただし、泡立ちが良くするために「発泡剤」と言われる化学成分を入れている場合があるのでご注意を。例えば『ラウリル』と付く成分。有害です。)
◎りんご1個分くらいの泡を作ってください。量が少ないと摩擦の原因になります。
◎洗顔もやさしく。指が肌に触れないで、泡で肌を洗う感覚です。もみあげ、小鼻の周りやフェイスラインの洗い漏れ、ぬるま湯(32度)使用、すすぎ落としがないように。これらはクレンジングと同じです。
◎最後に、清潔できれいなタオルで軽く拭きます。決してゴシゴシ縦や横にタオルを動かさないようにお願いします。せっかくキレイになった肌に不衛生なタオルで拭くと菌が付いたり広がる可能性があります。また、摩擦で刺激・炎症を起こす可能性も高くなります。あくまでの肌の水分を軽く拭き取ります。
以上です。
これらをお客様に実践してもらうように、しっかり指導してくださいね。
本日もお読みいただきありがとうございました
ニキビ博士・片柳ちひろ
(INFA国際ライセンスゴールドマスター取得。2019年に世界へ伝えたいエステティシャン20人にも選ばれる。)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?