肌診断の仕方vol.8肌の弾力性
ニキビ博士片柳です。
ニキビ改善には、初回の肌質診断(肌診)がとても大切です
肌診のポイントは以下の通りです。
✅肌目(キメ)
✅表面が乾燥しているか?あるいは深部で乾燥しているか?
✅顔色の変化
✅皮膚の分泌状況
✅皮膚の厚み
✅老化の兆候
✅血液循環トラブルによる欠陥があるかどうか
✅肌の弾力性
本日は8つ目「肌の弾力性」です。
肌の弾力を見るには、顔か首の皮膚のごく一部を、親指と人差し指でつまみ、少し引っ張ってみます。
⭕️指を話すと肌はすぐに元どおりに戻る・・・弾力がある
⭕️指を離しても、元に戻るのが遅い・・・弾力を欠いている
肌の弾力は主に真皮に関わります。
真皮は、タンパク質でできたコラーゲン、エラスチンの繊維成分と、ヒアルロン酸で構成された結合組織です。皮膚の弾力をはじめ、ハリ、潤い、シワ、たるみにもっとも大きく関わります。
🔘コラーゲン
コラーゲン分子は、押しても元に戻るベッドのスプリングのような弾力性と伸縮性を持ち、皮膚にハリや弾力を与えています。
🔘エラスチン
コラーゲンの網目状の部分にコイルのように巻きついて、コラーゲンを支えて一緒に皮膚のハリ、弾力を維持している弾力繊維です。肌の弾力を保つ真皮の約70%はコラーゲンで構成され、エラスチンはわずか2%前後ですが、エラスチンがコラーゲンをしっかりと束ねて補強し、皮膚の弾力性を維持して入ります。
🔘ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は、1g6ℓもの水を抱える高い保水力があり、水を大量に抱えることでクッションのように真皮のネット構造を助け、バネのような役割をしているコラーゲンやエラスチンをピンと張らせて皮膚の弾力を維持しています。
以上です。
本日もお読みいただきありがとうございました
ニキビ博士・片柳ちひろ
顧問医師提携クリニカルサロンミュー代表
INFA国際ライセンスゴールドマスター取得
スキンフィットネスカウンセラー取得
2019年に世界へ伝えたいエステティシャン20人にも選ばれる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?