
#05 京都ライター塾レポート:ゴールを見失わない
2025年1月より、ライターの江角悠子さんが主催する「第11期京都ライター塾」に参加しています。講座の期間は3ヶ月、毎週講義やワークがあります。
こちらの記事は第5回のレポート記事となります。この講座では講義回とワーク回が交互に行われます。今回は講義回です。
前回のレポートはこちらです。
前回の課題 『私の好きな◎◎』
今回の講義は、前回の課題の振り返りからスタートです。
まず最初に江角さんから「朱入れは否定ではなく提案である。添削はよりよい文章にするためにある。」というお話がありました。さらにこの話の中で「文章は自分の制作物ではない。読者のための文章。」というお話もありました。
文章は読者のためのものである、という考え方がとてもしっくりときました。同時に「何のために作成しているのか」というところにいつでも立ち戻れるようにしておく必要があるなと感じました。
私自身が実際に課題をやってみて、以下のようなことを感じました。
ゴールを見失わない
私は京都のおばんざいのお店「あおい」を紹介する文章を書きました。後日noteで公開しようと思いますので、ぜひ読んでいただいてあおいを知ってもらいたいです。
改めて、書きたいこと全てを盛り込むことは不可能だと実感しました。「私が」書きたいことを全て盛り込んでしまうと、読者が読みたい内容ではなくなってしまうのです。書いている中で、「これは読者が読みたい内容なのか。いや、この文章にはいらない。」というものがいくつかあり、書いては削るの繰り返しでした。
前回の講義の中で「一番最後の一文を決めてから書き始めると良い。ここにしかない個性や魅力を入れると良い。最後を決めて書くと迷子にもなりにくい。」という話がありました。
今回の課題ではここだけは意識できたかなと思っています。だからこそ「書く、削る」の判断ができたのではと思っています。まさに、「何のために作成しているのか」というところに立ち戻る体験でした。
気をつけていたことができていない
前回の講義で「具体的に書くことが大事。"たくさんの"、よりも、"約100種類の"、の方がイメージが湧きやすい。」という話もありました。
気をつけていたはずなのに「多彩なおばんざいが並ぶ」という文章を書いていたことに添削を受けて初めて気づきました。慣れていないというのはありつつも、自分自身ではなかなか気づかないものです。自分以外の目で見てもらうことの大事さを改めて感じました。
日々のトレーニングが重要
悩んだけども最終的にいい表現が思いつかず「えいや!」で書いたところは大抵添削が入っていました。限られた時間の中で試行錯誤してより良い表現を使えるよう、日々トレーニングが必要だと感じました。
企画の立て方
仕事を依頼してもらうためにできることの1つの方法として「企画を立てて提案する」方法について学びました。どうやって企画を考えるのか、ということがステップバイステップで学べます。
自分を売り込むのではなく企画を売り込む
「企画を立てて持ち込むというやり方は、自分を売り込むのではなく企画を売り込むことになる。自分を売り込むのに比べて、とてもやりやすくなった。」と江角さん。とても納得の考え方でした。
私自身、営業活動というと「自分自身をなんとかする必要がある(具体的には思い浮かばないけど……)」というイメージがありました。しかし、「企画を売り込む」という考え方をすることで、何をするべきなのか、何を用意するべきなのか、という具体的なところに考えを巡らせられるなと思いました。
実績大事
「営業の方法として自分の実績を見てもらって売り込む方法がある、自分のメディア(ブログやSNS)に記事を書いてネタを溜めておくこともできる」というお話もありました。
「この人に仕事を任せて良いのか」という観点で考えたときに、実績に勝る裏付けというのもなかなかないだろうなと感じました。人柄など、パッと見て感じるものはあるかと思いますが、そもそも会う前に実績で判断されて面談まで行けない、というパターンも多いのかもしれないと考えました(転職活動の書類審査で判断されるのも似ていますね)。
同時に、やりたいなら今から書き始めるべきだなんだ、と改めて思いました。いざ必要となったときに突貫で作るのは、かなり厳しいはずです。将来の夢のために、日々の作業としてコツコツ始めるのが大事なんだなと思いました。
信頼関係
「インタビュー相手も嬉しいし、クライアントも嬉しいし、私も嬉しい」という趣旨のことを江角さんはよくおっしゃるなと感じています。Win-Win、どころではなく、Win-Win-Winの関係です。
「全員Win」の関係でないと続かないのだろうな、と思います。実際に私も本業で仕事をしていると多くの人と関わります。どこかに負担が偏っていてそれを解消しようとしない場合、うまくいかないことが多いなと感じます。
また、「媒体の過去記事からどんな企画を受け入れてもらえそうかを考えることも大事」という話がありました。まずは信頼関係を作ることが大事、という側面もあっての話なのではないかと思いました。お仕事をする上でとても大事なことを改めて学びました。
まとめ
「ゴールを見失わない」ことの大事さを感じた回でした。文章を書くにも、企画を立てるにも、ゴールが大事です。
次回はワーク回です。また新しい自分を発見していきたいと思っています。
2ヶ月後の目標
講義が終了する2ヶ月後の目標です。忘れそうなので毎回書いておこうと思います。
インタビュー記事を最低1本公開する
自分を制限している潜在意識に気づく