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おすすめ本を聞きたい

私の趣味は読書である。漫画も小説もライトノベルも実用書もビジネス書も雑誌も、なんでも読む。子供の頃は漫画がこの世で一番面白いものだと思っていたが、大人になってからは活字の本を読むことが多くなってきた。

今はもうしないけど、子供の頃は洗剤ボトルや食品の裏に書いてある説明をよく読んでいた。何が面白かったのだろうか。自分でもよくわからない。

読書好きな人たちは「おすすめ本を聞くのが好き」という共通点があるんじゃないかと思っている。細かいことをいうが、「自分のおすすめを話す」ではなくて「相手のおすすめを聞く」方が好きなのだ。読書好きな皆様、どうでしょう?

私は断然聞く方が好きだ。相手がどんな本を読んでいるかを知りたい。さらにその中でもおすすめするほど心が動いた本が何なのかを知りたい。

なぜなら、本を通じて相手を知ることができるから。おすすめの本の話題から得られる情報は意外と多い。しかも、「え、この人ってこういうことに興味あるんだ」という新たな一面を知れることが多い。

さらに、私が新しい本と出会える可能性もかなり高い。私も世間一般からすると本を読んでいる方だと思うが、刊行されている本のうち、99.9%は知らない本だ。常に新しい本との出会いを求めているのだ。

自分、節操ないな、という気分になってきた。ので、今日は私が大好きな小説を一つ紹介して終わりにしようと思う。

恩田陸さん著の『夜のピクニック』である。数年おきに読み返しているが、その時その時で違った感想を持つ。高校生だった自分も年を重ねているんだなと実感することができる1冊だ。

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