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「豆乳の薬膳きのこ火鍋」で冬を迎えた夜

「うぇるびより」は、
“今日も明日もちょっといい日” を合言葉に、
40代のライターあべが出会った人や暮らしのことをつづる、小さなマガジンです。

季節が秋~冬へと移り始めたころ、
薬膳のワークショップに参加してきました。

ワークショップのタイトルは『大人の養生チルナイト』
講師は「夢みる薬膳研究室」の室長・伊藤くにえさん。
東京・多摩エリアを中心に、薬膳のイベントや料理教室、間借り薬膳BARなどをされています。
(2025年1月には実店舗もオープンされます!)

「夢見る薬膳研究室」の室長で、国際薬膳調理師の伊藤くにえさん

この日のメニューは、身体を冷えや乾燥から守るスペシャルコース。
冬におすすめの食材や中薬のお話を聞きながら、
薬膳酒と薬膳料理をいただきます。

お料理のメインは<豆乳の薬膳きのこ火鍋>でした!

こちらの鍋に、たっぷりのきのこを加えてグツグツ煮込みます。
赤くて大きいのはなつめ

冬はのどや肌の乾燥が進み、風邪もひきやすい季節。
今回のお鍋は、肺を潤す効果がある「豆乳」をベースに、
こんなにたくさんの薬膳素材が入っていました。

左下から時計回りに、黒きくらげ、ユリの花、ハスの実、松の実、陳皮、白きくらげ
竜眼、大ウイキョウ、ユリ根、月桂樹の葉、紅花、丁子、小ウイキョウ、シナモン

体の巡りをよくして温めてくれるもの、気血を補うものを中心に、冬にぴったりの素材ばかり。
(※少量でも効果が強いものもあるので、使用量には注意が必要)

この中でも気軽に取り入れやすいのが「シナモン」。
体の隅々まで温める力が強く、冷えやすい女性には特におすすめとのこと。
お家に常備して、日々のティータイムにも使いたいですね。

先ほどのお鍋に、様々な種類の「きのこ」がたっぷりと!入ります。

家で作るなら椎茸、しめじ、えのきなど何でも

きのこは「気」を補う力が強い食材なのだそう。
寒くてショボンとなりそうな時に、どんどん食べると良いってことですね。

さらにそこへ、豚肉、羊肉、春菊と、
鉄分たっぷりで血を補ってくれる食材が加わり・・
体も心もほっかほかになるお鍋が完成!

おわんに盛って。もりもり、おかわりもいただきました

きのこと食材のうまみがたっぷり溶け出しているので、
味つけは少しの塩分だけで。じんわりと、体にしみわたる美味しさです!
(お好みでラー油など、辛みの調味料をプラスします)

作り方は、豆乳+お水をベースに素材をどんどん入れていくだけととっても簡単なので、これはさっそく家でも作りたいと思いました。
薬膳の素材は、いくつか用意できるものだけでも取り入れてみると良さそうです。

この日はコース料理ということで、
お鍋の他にも、山芋のグラタン、海老の春巻き、もち米焼売に、すてきなデザートプレートまでいただきました。
火鍋以外のお料理とデザートは、ワークショップを一緒に企画されたパティスリー「Lantern」さんがご担当。
どれもすいすいとお腹に入ってしまう、やさしくて幸せなお味でした。

なつめのクリームチーズサンド、温かい豆花(トウファ)、りんごのシナモンソテー

もう一つのメインであった薬膳酒を片手に、
ワークショップ参加者のみなさんのおしゃべりもわいわいと盛り上がり。
時にはこんな夜もいいなあと思った、大人の養生ナイトでした。
(8種類も用意していただいた薬膳酒のお話は、また別の機会に!)

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