今日もまた
大変ご無沙汰していました。
特にめちゃくちゃ多忙というわけでもなかったのですが、なかなか筆が進まずの日々でした。
あれから畑は様変わり。2度ほど雪が降り、それ以外にも氷点下の日が数日。葉物は凍って解けて、だけどありがたいことにまだなんとかお届けできる状態です。
こう寒くなると、サラダ欲はめっきり減るのですが、それでも温かい鍋や揚げ物なんかの日は、サラダちょっと添えたくなるものです。
食感が硬めになり、風味が少々弱くなってはきましたが、それでもまだ成長点から新しい葉を展開しようとするその力!もう成長しつづけることは難しい温度なのに、寒さで枯れる日まで少しずつでも育っていく葉物たちにいつも感嘆の声が出ます。そんな声をかけてるせいか、葉物たちはいつもすっくと背筋を伸ばして自信たっぷりにきれいに立ち並んでいるように見えます。
やがてくる根雪とともに彼らともお別れ。今年もありがとう。その日までよろしく頼みます。
最近の我が家、薪ストーブが常時稼働しているので、焼き芋が作りたい放題。つい食べすぎてしまうのですが、季節のお楽しみ。
冬は、これが自然の甘さなのか!と驚くものが色々。焼き芋もそうだし、柿、パースニップ。冬はとてもスイートな季節です。
紅芯大根の大根おろしもびっくりする甘さ。納豆と梅干しと一緒に和えて食べてます。ギョッとする色ですが味はよいです。
9月生まれのひよこたちも来月頭で生後3か月。あんなに小さかった子たちも今は大雛。寒さにもだいぶ強くなりました。
去年の秋に生まれた子たちもみんな元気です。
今月、夜中にペアの鶏がいる鶏小屋にいたちが侵入。襲われかけました。夫が物音に気づいてダッシュで行ったので間一髪助かりました。雄鶏シロウの羽根が大量に抜け落ちた小屋、シロウはすみっこに倒れていたようです。幸い流血もケガもなく、最近はもう襲われたことも忘れたように元気にやってます。
いたちの一件があって。
シロウはかわいいのだけど結構問題児で、私たち夫婦にも時々飛びかかってくる荒くれ者。「食べてやろうか!」と思ったことも数知れず。ひどいこと言うと死んでもよかった、だけど生きてた。
シロウの他に、攻撃してこない懐こい鶏たちもたくさんいるのだけど、仮に我が家の鶏がイタチに全滅させられたとして、当然私は悲しんで悔しくて泣くのだけど、生きててほしいけど、死んでもいいんだ、と、どっちでもいいんだ、となぜか思ったんです。
出来事にいいも悪いもない、となんでか思った。いいことがあった、嫌なことがあった、って頭で色々と何かを付け加えて考えてるだけで、目の前で起きてることにいいも悪いもない。勝手に判定してるのは自分。
極悪犯罪者だって生きてていい。社会的にとか道徳的にとか考えたら極悪犯罪者は困る、たくさんの人を怖がらせたり悲しませたりするのは嫌だけど、そういうことじゃなく、そういう色々を外してみると、生きてたらだめな命なんてひとつもない。うまく言えないしなんでかわからないのだけど、そう感じた。
それからは今まで目に入らなかった雑草の美しさに気づくようになった。この草、こんなにきれいだったんだ。
今日もシロウは元気に私たちを威嚇したり寄ってきたり。なんだかんだいってとてもかわいい奴です。抱き上げるとおとなしいので、毎日抱き上げて感謝を伝えてます。シロウも鶏たちも、いろんなことを教えてくれる。