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またね

先日、「またね」と言って友人と別れました。
「またね」という言葉の優しい温かさ、今まで気づかずに使っていた気がしました。また会おうね、という気持ちなんですよね。
そして今まで「またね」と別れて、それ以来もう会えていないたくさんの人たちがいることに突然ハッとした。
会いたいと思っても会えなくなってしまった人たちがいる。今、当たり前のように会って、またいつでも会えると思っている人だって、いつ会えなくなってしまうかわからない。今会いたい人に会えていることは、当たり前じゃなくてとてもプレシャスなことなんですね。

この数日で大雪が降り、今度こそ畑は来春までお別れです。気づけば今年ももう数えるほどしかありませんね。掃除と片付けを済ませたら、種採りや脱穀、帳簿作業に突入です。冬がやってきました。

タアサイも今頃は雪の下。静かに春を待って花を咲かせます。

地続きの2024と2025の間に、ポンとひとつの点を置いて、そこを踏むことで何かリセットされるような、年末年始は不思議な感覚です。いいことも悪いことも一旦リセットして、今までの道中で集めてきた絵の具で、また新しい絵を描くような。
2024年に手にした絵の具が、2025年の絵にどんな奥行きを添えてくれるのか楽しみです。
今年もたくさんの方たちにお世話になりながら、なんとか生き抜くことができました。いつもちへいの野菜を食べてくださっている皆さま、気にかけてくださっている皆さま、本当にありがとうございます。

世界の皆さま、健やかで明るい新年をお迎えくださいませ。

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