ゆき　おんな　ゆき　こども

　あのね

　わたしが　なくと

　ゆき　が　ふるんだよ

　あめ　おんな　でも

　はれ　おんな　でも

　ないんだよ

　ふつうの

　ゆき　おんな

　ゆき　こども

　ないたら

　ゆき　が

　ぐうぜん　ふったから

　わたし

　ゆき　おんな

　ゆき　こども

　あなたは　しんじて　いないの

　おどろいた　ふり

　ていねいに

　でも

　その　なかみは　かるい

　わたしへの

　あいじょう　も

　かるい

　しんじないのは　かってです

　こらえても　なみだ

　あまり　ゆきを

　ふらせない　ように　

　なんて

　わがまま　さえ

　きいて　もらえない

　しんじて　いない

　あなた

　あなた　には

　わたしが　みえない