オリエンタルバイオ株式会社と競技かるたのご縁のはなし|協賛企業インタビュー
こんにちは、ちはやふる基金の本保です。
今日は、今夏に開催された第45回全国高等学校選手権大会のオフィシャルパートナーであり来年1月に開催される第70期名人位・第68期クイーン位決定戦のご協賛もいただいている、オリエンタルバイオ株式会社さまの声をご紹介します。
明日への希望を、暮らしのそばに。
「ご縁を大切に」を合言葉に、ひとびとの暮らしに寄り添うオリエンタルバイオ株式会社と競技かるたのご縁のはなし
フィギュアスケートやスポーツクライミングなど、多様な競技を支援しているオリエンタルバイオ株式会社は、高校選手権大会だけでなく名人位・クイーン位決定戦など競技かるたの大会を応援してくれています。
今回は、オリエンタルバイオ株式会社と競技かるたの繋がりがどうやって生まれたのか、オリエンタルバイオグループ・ラフィーネインターナショナル代表取締役の小川暁郎社長、オリエンタルバイオ社長室室長の脇いずみさんにお話しを伺ってきました。
人に寄り添い、ともに育ちたい、お客さまファーストのマインドとそのルーツ
―今日はよろしくお願いします。まずは御社のご紹介をお願いいたします。
脇さん:オリエンタルバイオは主に健康食品を通販で販売させていただいています。1991年創業、今年で32年目となります。どんどん新商品を作るというよりは、商品を育てるということを大切にしています。
それはご縁で繋がらせていただいている協賛活動にも共通する部分かと思っていて、ご協力して終わりということではなく、小さなところからでも関係を築いていって、それを成長させていくということをとても大事にしています。
―HPなどを拝見していても寄り添い育てるというメッセージが伝わってきます。一時的な支援ではなく関係を築いてという思いは、私たちも永くかるたを応援していただきたいと思っているので、とてもうれしいです。
脇さん:30年くらいお付き合いいただいているお客さまもいらっしゃって、会社が大きくなって良かったねって励ましのお声をいただいたりもするんですよ。
―お客さまに成長を見守っていただけるのはうれしいですよね。
脇さん:お客さまから、大きくなって良かったね、ありがとうって言われる関係ってなかなかないと思うので、それがこの会社に勤めていて良かったなと思うところですね。
―そういう繋がりを大切に、末永くお付き合いをという想いが社員のみなさんに根付いているのを感じます。
脇さん:そうですね。創業者の言葉で、「儲かったら原価を掛けろ(利益が出たら商品に反映してお客さまに還元しよう)」というのがあります。言葉自体は荒いのですが、入社の時から社員全員に伝えている大切な考えなんです。
もともと創業者が天ぷら屋さんをやっていたことがあり、売上が良いと、じゃあ次の定食には海老を一本追加しようとか、ほんの少しのことでも、それでお客さまに喜んでもらうためにやっていたことがあって、そういう精神を大事にしています。
本当に嘘偽りなくて、弊社の商品はどんどん内容成分を良くしていっているんです。でも同じお値段で。
お客さまに還元したいという気持ちの部分も受け取って頂いているから、永く続けて応援していただいてるのかなと思います。
―少しでもお客さまに喜んでいただきたいという想いが協賛活動にも通じていて、フィギュアスケートや様々な応援の活動にもつながっているのでしょうか。
脇さん:そうですね。
コロナ禍で大変な思いをしている取引先企業さまも多かった時、だからこそ何か困っているところがあったら微力ながら力になりたいということで、「もし困っているお取引先があれば声をかけてね」と会社から言われた際は、私自身驚くとともに感動しました。
弊社は昔からずっとうまくいっていたわけではなく、山あり谷ありでここまできて、その谷の時に手を差し伸べてくださった企業さんにとても救われた経験があります。ご恩返しではないですが、ひとつひとつのご縁を大切にすることで、短期的にみての利益とか不利益とかではなく、長くお付き合いして初めて築けることや得られることもあると考えているので、協賛活動にも通じているかもしれません。
―「ご縁を大切に」というのは、どなたのお言葉なのでしょうか?
小川社長:創業会長からずっとですね。現会長も社長もそうですし。
オリエンタルバイオイズムとでも言いましょうか。
牛乳石鹸さんがご縁ではじめた競技かるた支援と、社会貢献活動を当たり前にという想い
―「ご縁を大切に」というのが協賛活動にも通ずるというお話しですが、フィギュアスケートやスポーツクライミングなど多様なスポーツへ協賛されるきっかけについてお聞かせください。
小川社長:鍵山選手(フィギュアスケート選手の鍵山優真さん。オリエンタルバイオ所属)は、もともと彼のところに何社かスポンサーのお声がかかったようなんですが、長い目で見てお付き合いしてくれるところというのが重要だったそうで、だったらオリエンタルバイオがということでご紹介いただいたんです。
それで当社の所属になっていただき、その翌年北京でメダルを獲得するのですが、会社としてそんなにすぐに結果を求めていなくて、5年後につながると良いなと思っていました。
安心して練習に打ち込める環境ができたことで、結果短期間で好成績につながったと伺っています。
このように、ご縁の中でご紹介いただいて、我々でお手伝いできることであればとお互いに納得できれば応援しています。
競技かるたに関しては、牛乳石鹸さんにお声掛けいただいたのがきっかけです。
牛乳石鹸さんは信頼できるパートナーですし、スポンサー仲間というのは企業文化など理解しあってリスペクトしあっている仲間ですので、これもご縁ですね。
あとは現会長がアメリカにいた経験も大きいかもしれません。
アメリカでは大きく成功していなくても社会貢献するのがあたりまえな文化がありますよね。日本はあまり例がないと常々言っていたんです。
社会性を保つためには、経済活動をするとともに社会貢献するのは当たり前で、日本でも中小企業こそやるべきだと言っているのも大きいかもしれません。
もちろん企業の広報活動の一環という面もありますので、完全に慈善活動ではないのですが、どこかで見たことあるな、〇〇のスポンサーだなとか、知っていただくことが大切でもありますので。
―社員のみなさまはそういった活動をどのように受け止めていますか?
脇さん:社内の連絡ツールを使って、こまめにこういうことをやってます、こういう結果が出ましたということを共有し、様々な活動を少しずつ認識してもらうようにしています。そのスポーツに元々は興味がなくてもスポーツや選手のことを知って興味を持つきっかけになっていると思いますし、今では社内をあげて所属選手のことを応援している空気を感じますね。
―今夏の高校選手権大会は現地で観戦していただきましたが、リアルで競技かるたの試合を観た率直な感想をお聞かせください。
小川社長:想像していた以上にスポーツでした。
鍛錬の成果を発揮する難しさ、それを男女も学年も関係なくというところ、素晴らしいなと思いました。
団体戦でしたので、終わるまでしっかり仲間の試合の成り行きを見守り、終わったら相手を称えるという姿がとても印象的でした。
―それでは最後に、かるた選手へのメッセージをお願いいたします。
小川社長:選手のみなさんには、出来る限り続けていただきたいと思います。
競技かるたをやってきた経験が、社会に出ても活きることがたくさんあると思います。
そして、たくさん挫折してください。
負けたことがあるひとは、負けてからの復活の仕方を知っているので。
負けているひとには勝つチャンスがある。
勝っているひとは負けるこわさがあるんでね。
人生に活きることがたくさんあると思います。
がんばってください!
終わりに
「ご縁を大切に」という合言葉と、「企業活動で得たものはきちんと商品に反映し、お客さまに還元していく」という真摯な姿勢がとても素敵な企業さまでした。
お客さまだけでなく、支援している様々な競技選手への温かい眼差しを持ってくれているところに胸が熱くなりました。
ちはやふる基金も、末永く一緒に競技かるたの世界を支えていけるパートナーになれたらうれしいと思っています。