【ぎふ総文2024】読手コンクール入賞者インタビュー!|きっかけは憧れの先輩?
こんにちは。ちはやふる基金スタッフです。今回のテーマは「読手」!
8月頭に閉幕した「ぎふ総文2024」。競技だけでなく、読手にもスポットライトが当たるのがこの大会の魅力の一つです。
ということで、読手コンクールの部で入賞された2名の高校生に、突撃インタビュー!読みを始めたきっかけや大変なこと、魅力などを伺いました。
ぜひ最後までご覧ください。
「総文って何?」「結果は?」という方は、まずはこちらの記事をどうぞ。
入賞者インタビュー
【優秀読手】
成田茄奈さん(青森県立五所川原高校)
—競技かるたはいつ始めましたか?
かるたは高1から始めました。中学で源平戦をしていて楽しくて、高校でかるた部があったので友達と入りました。
中学時代に100首覚えていたこともあり、最初は勝てたので楽しかったのですが、だんだん勝てなくなっていって、かるたが楽しくなくなることもありました。
そんな時、先輩であるいろはさん(櫛引衣呂波さん)が「とうきょう総文2022」の読手コンクールで優秀読手に選ばれたのを見て、こういうかるたとの向き合い方もあるんだと思って、読みを始めました。
—先輩の影響だったんですね!読みを始めて難しかったことはありますか?
読手の世界は自分で満足しちゃいけない、選手のために読む立場なので、自分の出来にこだわってしまうとだめなところが難しかったです。
—読みとストイックに向き合われていてすごいです。楽しいと思う時はありますか?
今回の総文で、自分の読みで200人の前で読むのが楽しかったです。
読んでいると選手の取りもよく見えるのですが、私の読みでトップスピードで取る選手をみて自分の読みが肯定されたようで嬉しかったです。
—これから読みをやってみたい読者もたくさんいらっしゃるかと思います。読手の先輩として一言お願いします!
かるたは取りだけじゃないし、読みの世界もすごく深くて正解がないので、なにかにチャレンジしたい人にはオススメです!
—ありがとうございました!
【優秀読手】
丹羽彩乃さん(埼玉県立浦和第一女子高校)
—浦和第一女子は読手コンクールでも活躍している方が多い印象です。部員みんなが読むという文化があるんですか?
数年前まで顧問の先生がA級公認読手だったこともあり、読みの入口は広めかもしれません。
部員の読みに対して、上手な子には「読みをやってみない?」とスカウトすることもあります。でも、「私は取りに集中したい」という部員もいますし、様々です。
—丹羽さんが読みをやろうと思ったきっかけは?
そもそもかるた部に入ったのが先輩に誘われたからなのですが、その先輩が読みもやっていたのがきっかけです。
昨年「かごしま総文2023」の読手コンクールで、その先輩(中邑日向子さん)が最優秀読手に選ばれて。先輩のことが大好きだったので、その姿を追いかけました。
—憧れの先輩ですね。インタビューありがとうございました!
おわりに
いかがでしたか?憧れの先輩がきっかけで読みの世界に入って行ったお二人。高校生にとって、先輩の影響は絶大なんだなあと思わされました。
すでに大人である私にも憧れの先輩がいますが、いつまでも後輩ではありません。いつか必ず先輩という立場になります。
その時に自分も誰かの憧れになれるよう、「その先輩だったらどうするか?」を考えて動きたいなあと思います!
ちはやふる基金では、かるたの世界を広く知っていただくため、かるたを愛するみなさんへのインタビューも行っております。来る小学生団体戦や中学生団体戦、大学生選手権もレポートできたらと思っておりますので、お楽しみに。
それでは、まだまだ暑い日が続きますが、素敵なお盆休みをお過ごしください。