はじめました。
Note はじめました。
ひと昔前は「mixi」が日本では流行っていて、そこには「日記」を描く場所があり、月に1、2回程度、自分の胸の内を言語化したものを、少し表に出せることが気持ちよかったように思います。
ただ今思うと、「mixi」で繋がっていた友人たちの「日記」は一つ一つ丁寧に読めていた気がする。今でもその気持ちはあるものの、毎日SNSで目にするその「量」には全く勝てなくなりました。永遠のスクロールで逃している言葉は沢山ありそうです。
舞台に立つ人間である以上、私もその膨大な情報量の一部でなくてはいけないのだけれど、少しでも良く見せるために頑張らなくてはいけないと思うと、なんだか少し疲れてしまう。盛るのが苦手、フリも苦手。アーティストでありながら「私を見て!」とあまり言えない致命的な性格の私は、ここでは背伸びはせずに、等身大の自分の言葉をここに素直に、そして情熱的に書いていけたら、と思っています。
ちなみに写真は、小澤征爾さんの誕生日に内々で募集していたお祝いメッセージの撮影で用意した「85」のロウソク。小澤塾時代からの大事な友人達と一緒に、このロウソクを立てて、ビデオメッセージを作りました。
5歳でヴァイオリンを弾きはじめた日が私の音楽人生のスタートとなりましたが、小澤塾への参加は第2のスタートであったと言っても過言ではありません。全盛期だった小澤さんの生の呼吸を感じながら、この先ずっと付き合っていくだろう仲間たちと出会うことができました。その瞬間がどんなに恵まれていたかというのは、割と後になってから気付くことになるのですが。
今日はそんな小澤さんに感謝をしながら。
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