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きちんと審査されていないかもしれない 元放送部顧問の独り言#2

ずっと。
ずーっと朗読やアナウンスの指導をしてきた。
最初なんて、演劇しかやったことないから、朗読じゃなくて演劇だよねっと生徒がダメだしされていて。
しかも、大会で。

……あー、ごめん。
それしか思えなかった。
でも、長年やっていると、審査員もするし。
なんとなく、わかってくる。

そして、一生懸命読みの練習をする生徒たちを見て。
あー、実は聞いていない可能性があるんだよなー。
っと心の中でつぶやいていた。

そう。
朗読、アナウンスの本文、聞かれていない可能性があります。

お昼食べて眠くてってことじゃないですよ?
ま、眠い時もありますけどね。

そうじゃなくって。
ちゃんと起きていても聞かれていないかもしれません。

え。それってひどいじゃん。
そう思いますよね。

ただ、これから言うことをきちんと練習すれば、ちゃんと聞いてもらえます。

それは
番号と自分の名前をきちんと言う
(朗読の場合は作者名と題名も)

です。

んなの、当たり前じゃん。

そう思いますか?

実はそうでもないんです。
番号を読むのは、きちんと練習していないと読めないんです。
また、自分の名前、きちんと言えない人が多いんです。

むかしからずーっと言ってきたはずなのにね。
きちんと発音できていない人が多いです。

だから、そこがきちんと発音できているかをまず先に聞きます。
そこがきちんと発音できていなかったら、アウト!

私は審査員をしていた時、たとえ本文の読みがよくても良い点数をつけることはなかったです。

本文の読み、いいのにな。
でも、最初がダメだったよなー。

そこが決勝、はたまた上位大会に進出できるかの境目です。
やっぱり、常連校の顧問の先生は、きちんと番号の言い方から指導なさっています。

もし、今よりも上の大会に行きたい! っと言う人はまず番号と名前を練習してみてください。

毎日やったら変わります。
でも、毎日やらないとわからないです。
変わったら、自分で変わったことが自覚できます。
できない人はたぶん、練習不足ですよ。

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