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ありのままに生きる肩書きのないふたり


今日は私の恩師 堀江小綾さんのインスタグラムでのライブ配信にゲストとして参加した。

出会いは11年前。

私が通い始めたボーカルレッスンの講師をしていた小綾さんは、とにかくパワフルで、当時の私には眩しすぎて、「私本当にここでやっていけるんだろうか?」と、初日からとにかく不安な気持ちになり、挫けてしまいそうになったのを今でも鮮明に覚えている。

小綾さんはよくあの頃の私を「子ウサギだった武藤千春」といつも言っている。

まさにその通りで、喋る声も歌う声もとにかく小さく、自分の思ってることを人に伝えるのはなんだかとても恥ずかしくて、今の私とは正反対だった。

そんな私も、小綾さんのパワフルな生き方に触れ、人前で堂々と自分を表現することへの憧れは日々強くなり、子ウサギながらも必死に小綾さんに食らいついた。

ボーカルレッスンや、ゴスペル、ライブハウスでの発表会などを通して、人前で自分を表現することの楽しさを知り、中学時代はとにかく音楽に没頭した。

そんな中学時代を経て、15歳でオーディションに挑戦し、16歳でメジャーデビュー。

小綾さんと出会っていなければ、きっと私は全く別の人生を歩んでいたに違いない。小綾さんとの出会いは私にとって物凄く大きい。


そんな恩師のインスタライブにゲストとして参加した今日。

出会ったときは先生と生徒。
10年以上たった今、こうしてライブ配信を通してディスカッションする姿を色んな人に届けることができたのはとても感慨深い。

どんな時も応援してくれて、味方でいてくれて、私が挑戦する姿をいつも面白がってくれて、そして何より、年齢が離れている元教え子の私に対しても対等に対話をしてくれる。

そんな小綾さんに11年前も今も変わらず刺激を受け、憧れを抱いている。


今夜のライブ配信はあっという間の1時間で、終始笑いの絶えない楽しいディスカッションだった。

気になる方は是非アーカイブを観て欲しい。


ライブ配信の中では、肩書きのないふたりが、お互いの生き方や暮らし方に対する価値観について、色んな角度からトークをしている。

もちろん日々考えていることや感じていることをそのまま言語化して喋っているわけだが、対話をすることで見える自分は面白い。

ライブ配信が終わった後、まだまだ余韻に浸っていたくてアーカイブを見返してみたが、「私ってこんな風に思ってるのか」と、改めて自分の感情に出会うことができた。

小綾さんにはそんな風に自分の奥底に隠れてしまっていた気持ちを引き出す力がある。


そんな小綾さんが音楽を通して綴るメッセージは、心の隙間にスッと入り込み、知らぬ間に鎖をかけてしまっていた心を軽くしてくれる不思議なパワーを感じることができる。


小綾さんのパワフルさに圧倒され怯えていた中学生の私に今夜のことを教えたらどんな顔をするだろうか。

これからも小綾さんや周りのみんなが面白がってくれるようなありのままの自分で在り続けようと改めて感じた25歳の私。


武藤千春

instagram : @iamchiharumuto
Twitter : @iamchiharumuto






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