自然に還りゆく
こんにちは。スッドの天野です!(福留代筆)
自分はいま、数年住んでいたスッドの拠点・大隅半島を離れ、薩摩半島の鹿児島市に家族と住んでいます。主な仕事が農業と福祉の連携を目指す「ノウフク連携」を推進し広める活動のため、薩摩半島と大隅半島を行ったり来たりしながら暮らしています。現在、大隅半島の拠点がないため、かつての近所のじいちゃんちや、NPO法人たがやすの仲間の家に滞在しながら過ごしたり。今年の4月からこの2拠点生活を実現するため、車中泊できる車も新調して移動しながら暮らしています。
鹿児島の夏はジャングル
今日はちょうど仕事の合間に少し時間があったので、スッド大隅拠点の空き家へ、草刈りに来ました。大隅の自然は生命力が半端なく、人が通わなくなった場所は一瞬でジャングル化します。笑
ちょうど梅雨が明け、いつもより強い長い雨が続いた大隅ですが、まだまだ湿度も高く、なんと言っても暑さが尋常じゃない。熱中症に気をつけながら、ひたすらビーバーで草刈りをしていきます。
一部、農機具を保管したりしている馬屋は、昔には家主のご先祖が牛や馬を飼ったり(馬がよく逃げ出していたらしい笑)、烏骨鶏を飼っていた鶏小屋があった場所なのですが、いまはご覧の通り。
しかし昔はこういった馬屋も当然ながら手づくりで、どこから運んできたのか立派な梁で丁寧に作られています。この写真をスッドの他のメンバーに共有したりしながら、作業を進めていきます。
天野「馬屋いまこんなん」
福留「イイネ!!!(?)」
鍋田「天野さん、ありがとうございます🙏」
天野「この写真、なんかいいよね・・」
福留「わかる・・」
大隅の自然や、空き家に関して、常々思っていることなのですが、全てが全て手を入れ続ける必要はなくて、一部(もしかしたら多くの部分)はこうやって自然に還っていくのかなと。
特に大隅半島南部の佐多岬周辺などは、人間よりもイノシシやサルが多いエリアもあり、これからより人間が生き、残していく場所と、そうではなく自然に還っていく場所ができていくんじゃないかなと思います。
そんなことを考えながら、40分ほど黙々と作業して、かつての平地を取り戻しました。いつもここで刈った草などを燃やしています。ずっと昔、120年以上前には、旧家がここに建っていたとか。
地域を見守り続ける神様にご挨拶
作業が終わったら、近くの神話の遺跡である「飴屋敷跡」にご挨拶。
日本創世の神話にまつわる遺跡が多い吾平ですが、ここ飴屋敷は初代天皇の父である「ウガヤフキアエズノミコト」が子どもの頃に、飴を練り与え育てた人の屋敷跡だとか。
次回は来月!
またいろんな人がこの場所を訪れてくれる予定です。
さぁ帰って、ビール飲もう🍻
(編集・執筆/スッド天野、福留代筆)