(GRM・stage) Jul・30・2002 tue
am09:00〜 デュフール氏の講義が始まる。
今日は「Terra Incognita」全4楽章を聴きながら、音素材・時間軸での変化などを図形楽譜のように書き留めて、分析。
受講者がそれぞれ「音の選び方」「加工」「その結果得たもの」などを質問していき、自らの作品制作のヒントを得る。
そしてマイク録音において「素材の録り方」やその時の「考え方」などを細かくレクチャーしていただく。
*(他のメモに記載されていた内容)
・素材に対しヴァリエーションを施して録る。
・どういう音を録りたいか「目的意識」を持って録る。
・楽器を奏するように録る。 mode je joue
・単音と長いフレーズの両方を録ってみる。
ランチはラジオフランス最上階の食堂へ。
お肉とほうれん草の一皿、バドワ、そしてマンゴーが乗ったケーキを1つ。
午後から各自制作。
私のスタジオ使用時間は 13:00〜17:00。
スタジオ入り前に、建物内で最も大きい「オリビエ・メシアン ホール」(只今改装中でごった返している)と、その隣のホールを見学する事ができた。
ラッキーだった。
今日は、日本で録音してきた素材をMacに取り込み、吟味しながらカットしているのみで時間が終了。
明日は持参したムックリを録ってみよう。さてうまく音が鳴るのか?
*(他のメモに記載されていた内容)デュフール氏の講義から
・シンフォニー的な構成全体のテンポ感は、人間の自然な欲求から来ている。
・「言いたいこと」を音楽で言う。あまりパーフェクトを望まない。
・「気まぐれ」で出てきたものも「要因」があるので大切にする。
・ Formは決め過ぎず、結果的産物だと気楽に思う事が大切である。
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