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まちの魅力を掴む建築
本日は日光の私の一番好きな建築について書こうと思います。
それは奥日光にある小さな建築です。
「イタリア大使館別荘」
設計はアントニン・レーモンド。後に名立たる日本の建築家となる吉村順三や前川國男など多くの建築家の師となった人物です。
この建物は日光の一つを印象づける杉の素材を一松模様に組み合わせ・地元の職人さんたちと一緒に作り上げたと言われています。また白根山と中禅寺湖の眺望を存分に眺めるために、あるべき気持ちのいい場所に窓を思いっきり設けた縁側は堪らなく心地よい空間になります。
この建築を通して、素材・環境・日光に対する作り手としての職人さんの愛を感じました。
自分も住まい手?やもしも作り手?になったときに、こんな感じの、なんというか、町に対しての愛着やリスペクトをもった住民でありたいなと思っていて、それを教えてくれる建築です。観光としても、日光にお住まいの方も楽しめますので、リッツカールトンだけじゃない!奥日光の奥ゆかしさを是非!
NPO法人日光門前まちづくりnote部|宮崎千遥