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ADHD治療薬の薬理と副作用〜お薬を飲む前にできること〜(セミナー動画46分)

2022年5月に
Facebookグループ
発達系オンライン学び合い交流会Meet Up!主催の八木さんからお声かけいただき
発達のことをお仕事にされている方や興味のある方を対象に薬剤師としてADHD治療薬についてお話しさせていただきました


私は以前心療内科で働いていたとき、3歳くらいの子にリスパダールという向精神薬が処方されていたことにものすごく衝撃を受けました
(2012年くらいのことです)

リスパダールは暴れてしまう認知症のお年寄りを落ち着けたり、
統合失調症で幻覚、幻聴などの症状が出ている方に多く使われていたお薬
副作用もとても多い薬、それが小さな子どもに出ていたからです

その頃はお薬以外の知識がなく、心配そうなお母さんに
飲むのが心配なら先生に相談してくださいね
他のお医者さんを受診してみてくださいね
くらいしかお伝えできず、すごくモヤモヤした気持ちになりました

その後、心理学や栄養学、社会毒、発達の勉強などをするなかで

発達障害と診断された子どもたちは薬以外の他のさまざまな方法で改善する
という確信に近い想いを持つようになりました

今回お声かけいただき、
私の知識や経験、想いが誰かの役に立つのならと引き受けさせていただきました

なんとなく知っている、あまり知らない・・・
でも薬を服用している、お子さんが飲んでいる
周りにお薬を飲んでいる子がいる

本当に大丈夫なの?
いつまで飲むものなの?などと
不安になっている方もたくさんいると思います

お薬の知識や、発達障害の原因を知ることにより不安が解消されたり、色々と改善の手立てが見えてくることもあると思います



近年、発達障害と診断される児童は増え続け

ADHD治療薬の服用は年々増加傾向にあると言われています

文部科学省のデータより


厚生労働省のデータより

色々な測り知れない事情があると思いますが
私は基本、子どもが精神薬を飲むのは賛成ではありません

今までの経験や学んだことから
お薬を飲む前にできることがたくさんあると思っています

症状やお薬について不安や悩みを抱えている親御さん、支援者、ご本人など必要な方に届きますように


【動画の内容】

◎発達障害 ADHD治療薬の薬理と副作用
ADHD治療薬  
・コンサータ 
・ストラテラ 
・インチュニブ 
・ビバンセ
他、発達障害の子に使われる薬
リスパダール、エビリファイについて

ADHD治療薬と覚せい剤の違い
薬理作用が同じ?成分も同じ薬がある

お薬を飲む前に出来ること
☆様々な脳への影響が考えられるもの 
☆食事の大切さ
☆遊びや運動の減少による未発達の可能性など



ADHD治療薬とはどんなものなのか?
薬理作用、副作用についてシンプルにわかりやすく解説しています

また、私の薬剤師として、心療内科での経験、学んできたこと、母親の視点、現在主人と伝えている原始反射の使い残しにより発達障害のような行動がでてしまうなどのお話もしています

もちろん、
私以外の医療従事者、保護者、教育関係者、そして当事者、それぞれの立場、それぞれの視点で様々な意見があると思います

ひとつの視点、ひとつの意見として興味のある方は聴いていただければと思います

以下、参加された方の感想とプロフィールのあとに有料記事(動画46分、PDFのリンク)となります


参加された方のご感想🌿

薬を始めることにいたった状況は個々に違うと感じております。その中で、副作用などに関する薬の怖さを啓発することは勇気のいることではないかと思いました。
誰しも、子育てに限らずですが、本当に困ったときには藁をもすがる思いで一つ一つの選択肢を選んでいくものでわないかと
発達が気になる子どもたちやその家族が少しでも過ごしやすくなれる考え方やかかわりが広がればと思います

生徒が普段服用している薬が沢山でてきてさらにどんな作用をしているのか、詳しく教えて頂けて、薬の名前から逆に生徒の症状の状態も知ることができ深い学びとなりました。

お薬を扱うお仕事の方に、その効用や副作用のことを話していただいて色々と再認識しました。使うことが役立つ場合もあるでしょうが、よく考えずに使うことは戒めないと、と思います。このような考え方をもっと広めていただけるとありがたいです。

お薬の説明がとてもわかりやすかったです。
薬の特徴や副作用について説明した上で、「なにができるか」を具体的にお話してくださり、大変納得しました。

どうしても攻撃性や衝動性が高い場合に家庭も学校現場も疲弊してしまい、やはり薬で何とか少しでも静かに!というお話もアチコチで耳にするので、どうしていくのが良いのか、難しいなぁと思います。

一時的に服用して静かになると、やっぱり薬は必要だよね、となってしまい、そこから離脱することが難しく感じます。

お話にもあったように、社会の許容によって、子どもがその子らしくいられるかどうかが変わっていくといつも思っているので、今後も様々な視点から考えていきたいと思います。

お薬を飲む前にやれることはあるということ!血流脳関門が完成するまでは食事や添加物など親や周りが注意して行く必要がある、症状は必要だから出ているということは、肝だと思いました。

お薬を飲んで来られたお子さんの変化を目の当たりにしているSTです。
発達障がい児に処方されるお薬について、勉強したいとずっと思っていました。
本当にわかりやすくまとめてくださり、
そしてお薬との付き合い方を丁寧にお教えくださり、大変大変勉強になりました。
お食事の話なども私が聞きたかった内容がギュッギュッとまとめられていて、充実した時間でした。

薬についていろいろなセミナーにも出てきましたが、副作用のことも含めとても丁寧な説明をしていただき、大変わかりやすかったです。
お薬出されて何の疑いもなく飲んでる方は多いと思いますし、子どもの場合、親御さんがその判断をしているので、お子さんご本人の将来のことを考えると病院も慎重に選びたいものと思います。

本当に大切なお話をありがとうございます。
私もできれば薬は飲まないで欲しいどう思いますが、喜んで飲ませる親御さん、飲むことを勧める学校の先生、まだまだ沢山いらっしゃいます。
飲むことのデメリットを知った上で、服用するかないか、判断する機会がもっと増えたら良いですよね。

《プロフィール》

総合病院、調剤薬局などで15年間
薬剤師として働き、現在はひたちなか市の千晴治療院で勤務

10年前心療内科、小児科メインの薬局で働きはじめた頃から
お薬、西洋医学のほとんどははあくまでもサポートであり、病気を根本的に治すものではないのではという思いが強くなる

子どもが生まれてからは病気とは、いのちとは、生きるとはなんだろうなどの想いが強くなり、西洋医学に限らず様々な探究をしています

現在は主人と共に東洋医学、西洋医学他、統合的な見地により茨城県ひたちなか市の千晴治療院で治療の他様々な講座など開催し心身の健康をサポートさせていただいています

受付業務や個別のカウンセリングなど

薬剤師、ケアマネジャー
ISD個性心理学インストラクター
胎内記憶基礎講座修了
三姉妹の母(小5、小4、3才)
医療に限らず色々な分野のことを学ぶのが好きです

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