大好きなあなたへ。
大好きなあなたへ。
お別れしてから少しだけ時間が経ちましたが、お元気ですか?
あなたと私が恋人としていた年月は9年と4ヶ月。
誰かが歌っていたけど、
「好きだけじゃ駄目なんだ。」
大人になってしまった私たちには本当にその通りで、気持ちだけじゃどうにもならないことが多過ぎました。
だけど、私たちにとってお互いの存在は最早日常で、それがなくなってしまって、私は少しだけ寂しかったりしました。
半身がなくなってしまったような、そんな感覚です。
少しだけ、あなたも同じように思ってくれればいいなと思ったりしています。
あなたのことはきっとこれからもずっと好きだと思います。
あなたが言ってくれた通り、私もあなたのこと、この9年間一度も嫌いにはならなかったですから。
あなたから貰えなかったものはたくさんあったけど、それ以上に貰ったものはたくさんあって。
だからね、あなたからもらった9年分の愛情と一緒に、これからは生きていこうと思います。
実はこんな私のことを好きだと言ってくれる人がいます。
その人はあなたのことを忘れなくていいよって、忘れる必要はないよって、それごと君だからって、私の中のあなたごと受け入れてくれる人です。
3歳年上の人で、正直LINEは噛み合いません。
絵文字の使い方とか、話の節々にたまにジェネレーションギャップみたいなものも感じます。
でも私に一生懸命向き合って歩み寄ってくれます。
病気のことも仕事のことも、しっかりと理解しようとしてくれています。
あなたほどきっと好きにはなれないと思うけど、これからを一緒に歩んでいきたいなと思う人です。
久々に前日までに待ち合わせ時間がしっかりと決まっていて、相手が当日の朝ちゃんと起きてるかの心配もせず、きちんと相手が遅れずに待ち合わせに来たデートをしました。
少々早い気もしますが、これ以上お待たせするのも申し訳ないから、今度お返事しようかと思います。
私はきっとあなた以外としあわせになります。
運命がもう一度ない限り、多分きっと。
ねぇ、本当に愛してたのよ。
あの日、最後はとんでもなく不細工だったけど、笑って行ってらっしゃいを言えたと思う。
いつもはおざなりにしかハグしてくれなかったのに、最後だけはちゃんとしてくれたね。
「また、いつか。」
さよならって言ってあげれなくてごめんね。
でもそうね、本当に。
ねぇ、あなた、
また、いつか、あなたと出会える運命なら、その時、お互いが誇れるようなお互いで会えますように。
願わくば、その時あなたがしあわせで、私がしあわせで、この決断が最善だったと、お互いが思えますように。
ねぇ、あなた、愛してるよ。
だからね、
「また、いつか。」