アラサーこじらせ女子の恋話。
平成の大恋愛を終えて3ヶ月が経とうとしてます。
世の中は何だか一気に様変わりしてしまって、日に日に心がザラザラしていってる気がする。
そんな私も先月誕生日を迎えて、三十路まであともう少し。
そりゃそろそろもう結婚も考えるし、考えなきゃだし、周りからは急かされるし、どんどん独身仲間が減っていく一方です。
今の彼とは自分たちの年齢のこともあって、ほとんど結婚前提でのお付き合い。
「この人となら結婚するのも(条件的にも人柄的にも)悪くないな」から付き合い始めたと言っても過言ではない。
(少なくとも私はそうだ。)
「じゃあ、彼のこと愛してるの?」
いや、正直そんなことはない、まだ早い。
「じゃあ、好きじゃないの?」
いや、ちゃんと好きだ。
「じゃあ、何で?」
ていうか、好きって何?
愛してるって何?
(アラサー大分こじらせてるね。)
前の彼のことは愛してるって言い切れた。
愛してるって断言出来るのって、やっぱり時間が必要だと思うんだ。
それこそ本当に、存在自体が生活に溶け込むくらい。
でもそんな愛してる彼でもヨリは戻せないし、戻したくない。
またあんなつらい日々に戻れる程、私は若くない。
好きだけで、愛してるだけで、情だけで突っ走れる程、もう若くはない。
それに何となくわかってる。
私が好きなのは思い出の中の彼であって、彼自身じゃない。
「元彼とヨリを戻しても、絶対幸せにはなれない。何故なら思い出の中の最上を絶対に超えれないからだ。」
何かの本で読んだけど本当にその通りだと思う。
ねぇ、あなた。
まだたまにね、少しだけ辛いことがあると、大好きだったあなたの骨張った手とか、あなたの腕の中とかが恋しくなることがあるのよ。
でもね、今思えば辛かった時に、声が聞きたかった時に電話に出てくれたことなんて全然なかったし、久々に会ったときにまとめて、なんてザラだったね。
酔っ払わないと私のことが恋しくならなくて、電話もかけてこなくて、それが本当に悲しくてさみしくて。
それでも今、こんな心がザラつく日々のせいかわからないけれど、あなたの夢をたくさん見るのよ。
夢の中でくらい付き合いたてのまだシュッとしてかっこいい時の姿で出てくればいいのに、夢の中のあなたは別れた時の少し太って無精髭の目立つダラしない姿で。
まだあなたのこと好きだけど、あなた自身はもう好きじゃないのよ、きっと。
思い出の中のあなただけ、愛しくて、愛しくて、きっと多分ずっと私の中のあなたに会いたい。
だから私は、"あなた"に会いたくない。
アラサーを大分こじらせた私のひとりごと。