にちようび。
この前の下手くそな2人のセルフのデータが返ってきた。
それすらも愛おしいなと思ってしまう。
金曜日、彼の家に先に帰った。
お風呂を済ませて、電話をかけるとまだ都内。
終電かなと夢現の中で考える。
ふと玄関が開く音、寝惚け眼で時計を見ると、3時前。
酒臭い、タバコ臭い彼が抱き着いてくる、擦り寄ってくる。
頑張ってタクシーで都内から帰ってきてくれたようだ。
若干潔癖な私、けどその日は眠さが勝った。
揉みくちゃにされながら、抱き枕になったまま眠りにつく。
朝、ふやふやとしてる彼に一緒にお風呂に入ってくれと甘えられる。
仕方がないとお風呂に入れた。
髪をグシャグシャ洗ってあげると、鼻を擦り付けられる。
まるで大型犬だ。
お互い用事があるから夜にまた待ち合わせ。
彼の幼馴染夫婦の家にその友達たちと集まった。
良い嫁さんだね、と皆にからかわれる。
まだ嫁さんではない、と2人で笑う。
家に帰る。
明日の朝ご飯の話をする。
午前中は上司のバイクの整備をするらしい。
その後、どこか行こうと珍しく言ってくれた。
また抱き枕になったまま眠りにつく。
またどちらのか分からないヨダレだらけで起きる。
朝ご飯を食べて、洗濯物を干してると上司が来たようだ。
今度1人で整備する時は、お昼にハムカツサンド作って差し入れてあげるねと言ったら、何それ夢ですか、と言われた。
ずっと嫌いだった彼のバイクが少しだけ好きになれた気がした。
約束がまた増える。
今年のクリスマスの連休は温泉に連れてってくれるそうだ。
2年前の夏ぶりだ。
約束がまた増える。
今までは破られてばかりだったけど、きっとこれからは大丈夫な気がする。