紅茶

私は朝起きて紅茶の飲み、水分補給で紅茶を飲み、リラックスしたいときに紅茶を飲み、気分を切り替えたいときに紅茶を飲む。
私が日常的に飲んでいるものは紅茶だ。
元々は私の両親が与えたことから始まったらしい。
両親は幼い頃の私に、水分補給として麦茶を与えていたらしいのだが、どうもにもあまり飲まない。かと言って水分だ。全然飲まないのも困る。そこで私の両親は紅茶のティーバックを薄く出して(カフェインの大量摂取を控えるため)飲ませたらしい。するとどうやらすごく飲んだらしいのだ。
そんな私自身の記憶のないところから紅茶好きは始まった。
幼稚園の頃の記憶としてうっすら残っているのは、毎朝紅茶を飲んでいたこと。ただその頃は砂糖もミルクも入れて、甘いミルクティーだったような気がする。
もう一つははっきりした記憶がある。飲食店だ。お子様メニューを選ぶと、セットのドリンクはオレンジジュース、リンゴジュース、ミルクなどが主で、まず紅茶は選択肢の中にない。そのことに対して私が怒ると、両親は必ずお子様セットとは別に紅茶を注文してくれた。一緒にいた子などには「おとなだね〜」と言われ、頭をひねっていた。だって家でも普段飲んでいるものを大人だとか言われてもわからない。なぜお子様セットには紅茶がつかないのか意味が分からなかったのだ。ただこの年齢になって、小さい子が紅茶をガブガブ飲んでいる姿は見たことがないので、私は変わっていたのかもしれないと今ではわかるようになった。

冷蔵庫には1Lの容器が2本入っている。
茶葉は必ずジャンナッツのアールグレイで淹れたアイスティー。
冬でも同じものを準備して、マグカップに冷たいものを注ぎ、電子レンジで温める。
いちいち温かい紅茶を淹れるのは手間なのでこの方法に落ち着いた。
朝はジャンナッツのアールグレイをホットでちゃんと淹れる。これは朝の儀式だ。
夜の食後のデザートタイム。
湯を沸かし、いくつもある茶葉からその日の気分で選び紅茶を淹れる。これは私のリラックスタイムだ。
普段の紅茶とリラックスタイム、気分転換の紅茶は分けている。
その方がメリハリがつく。どちらも好きだが、どちらもないと困る。
こう考えると、紅茶を日常的に飲んではいるが、その場その場に合わせた飲み方を自分自身でしていることに気づいた。
一般的には日常的に水やお茶を飲み、たまに珈琲や紅茶、ジュースなんかを飲むのだろうか。時と場合に応じて、何を飲むのか選ぶのであろう。
私は一日中紅茶であるため、茶葉や淹れ方で合わせているのだ。

これからも美味しい紅茶を飲みながら、日々邁進していきたい。

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