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ゲーム「フォートナイト」で学習する その3

前回は、フォートナイトの情報を集めてノートにまとめることをはじめた、という話でした。
そして情報を集めるために、息子はパソコンデビューします。
学校で少しは触っているようですが、家ではまったく使っていません。タブレットやスマホを使いこなしているお子さんも多いなか、それもしていないので、ネットリテラシーはとても低いほうだと思います。
タイピングもできなかったので、息子と話してタイピングサイトで練習をはじめようということになりました。

タイピングを練習する意味

タイピングを始めることにしたと友人に報告したところ、

・目的はあくまでもパソコンを使えるようになること
・そのために打てるくらいのゆるいゴールでよいのでは?
・タイピングが目的というよりは、パソコンで何かし始めたりしたらそれを評価してあげよう

という、アドバイスを受けました。

確かにそうですよね!タイピングを超早く打てるようになってもしょうがないです。
ケータイはフリック入力ですし、音声でも入力できるようになってきてますし。

でも、現状パソコンを使うためにはタイピングは必要なことですし、スポーツなどと一緒で、
「基礎動作をコツコツと続けることで、できなかったことができるようになる!」「がんばったらできた!」という経験は財産になるはず、という私の昭和な感性もあり、とりあえず練習をはじめることにしました。

それから、はじめようと思った一番の理由は、息子が「親に言われたからやる」のではなくて、「打てるようになりたい!」と乗り気だったからです。

このプロジェクトで一番大切にしていたのは、
“息子が楽しんでできているかどうか”です。


タイピング練習をはじめる

ネットで調べたところ、タイピング練習サイトはいろいろとありました。
習得するのに大事なことは
「ホームポジションを覚えて、決まった指でタイピングすること」だそう。
そこで、
・どの指を使って押すのかがかわかる
・入力時間やミスタッチを加味して合格、不合格が出るのでゲーム感覚で楽しくできる

 という点がよいと思ったので、下記のサイトで練習しはじめました。

ひよこでもできるタイピング 

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2、3日は自分から率先して楽しんでやっていましたが、「やりたくない」と言い出すようになりました。どうしてやりたくないのかを息子に聞いたところ、
合格するのが難しくなってきて、やりたくなくなってきた」とのこと。
左手、右手、両手を進んでいくのですが、両手のターンになるとなかなか合格できなくなるようなのです。

合否が出るとゲーム性があって面白いのかと思ったのですが、クリアするのが難しいレベルになってしまうとやる気が削がれてしまうよう。


そこで、もう少しゲーム性があったり、意味のある文章を打ったほうが楽しいのではないか?ということになり、

・寿司打(文字が回転寿司の皿の要領で流れてきて、流れている間に文字を打つサイト)
・歌詞(人気の歌謡曲などの歌詞を打てるサイト)

を試してみました。

しかし、寿司打は意外と皿の流れるスピードが早く、なかなか制限時間内に打てませんでした(もしかしたら時間調整ができるのかもしれないのですが)。
歌詞サイトは、2番まで打たねばならず、長すぎました。「パプリカ」に挑戦して終わりまで打ちましたが、完全に力尽きていました^^;
ただ、キーではなく、文章を打つのは満足感が高いようでした。

歌詞サイトにある「単語」コーナーなら短くてよさそうということで、「単語」に切り替えて、タイピングをリスタートしました。


タイピング練習をして成果を記録する

単語サイトに切り替えてから、もうひとつ始めたことがあります。
文字を入力する作業を兼ねて、練習成果を記録することです。
タイピングが終わったあとに、下記のエクセルの表に自分で入力するようにしました。

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すると、上達しているのが一目瞭然に!!
息子もそれが励みになり、前の記録を超えたくて、さらにがんばり出しました(^o^)

そして、タイピングできるようになってきた息子は、わからないことをネットで検索したり、「もっと文字を打ちたいんだけど」といって、タイピングが終わったあとに日記をつけはじめます。
自分のパソコンに愛着が出てきたようで、スタート画面の写真を変えたりもし始めました。


子どものやる気スイッチを入れるための
「ゲーミフィケーション」

タイピング練習がスムーズに進むようになったときに、「ゲーミフィケーション」という言葉を知ります。

ゲーミフィケーションとは
ゲームに使われている構造を、ゲームとは別の分野で応用すること。ユーザーに継続的に利用してもらうための仕組みとして取り入れられている。

●ゲーミフィケーションで使われるゲームの要素 
1. 明確な目標
(目標を設定し、設定した目標が見られるようにすること)
2. 課題とその報酬(気を付けるポイントは、課題を難しいものにしないこと。あまりにも難しいと、ユーザーが課題を取り組む前に諦めてしまう可能性がある)
3. 可視化できる現状数値を可視化できれば、今の状態を把握できる。可視化することで、ユーザーにフィードバックを返すことができる)
4. ユーザー間の交流(ユーザー同士が交流することでよりサービスの活発化が期待できる)

今回のタイピング練習で「どうしたら楽しんで続けてくれるのかな?」を考えて試したことは、実は割とゲーミフィケーションに沿っていたんだな、ということがわかりました!!


追記 <タイピングの経過報告>
2ヶ月ほど毎日練習をしているうちに早くなってきて、早くて難しかった「寿司打」もできるようになりました。ほぼ、手元を見なくて打てるようになったので、結果を書き込むタイピング練習は終了しました。
長引く学校の休校で、もうすぐデジタル授業が始まることになりました。
パソコン使用、タイピング練習ができていたので、スムーズに対応できたことが本当によかったです!

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