クリスマスに想うこと

街なかのBGMに
どうしても少し浮かれてしまう僕は
キリスト教のことはよくわからない
ただサンタクロースやトナカイのそり、
大きなツリーに飾られたたくさんのオーナメントが
この季節をキラキラさせていて、
そのキラキラの粉が僕の心にも多少は降りかかってるってことなんだろう

だからこのキラキラの粉が
僕以外の人にも優しい雨みたいに降り注いだらいいなと思う

いつまで続くのかっていう、人同士の争いで
傷ついている人
命を落とした人
その周りの人

そういう人たちにこそ
この半分魔法みたいなキラキラの粉が降ってほしい

一人でも多くの人が笑顔になれること
寒いねという台詞が
この冬空やツリーを見上げて
きれいだねという白い吐息に上書きされること
そんなときめく一瞬がたくさん続いて
一瞬じゃなくなること

僕の祈りが願いが
サンタクロースまで届いて
もっと上の、天にまします方にまで
届けば何かが変わるだろうか

この半分魔法みたいなキラキラな粉を
僕らがまだ感じられるうちは
この季節のこの世界は
そこで繋がっているのかもしれないって思うから

繋がっているうちにどうか
世界に魔法をかけて神様