【ルーン語り】なんだかんだ言って創作が好き。
昨日書いた記事の続きです。
ルーンカードを作ってみて、久しぶりに作ることの楽しさを思い出していました。
振り返ってみれば、これまでにも三昧琴(ざんまいきん)や音叉のCDを作ったりしていたのでした。
「家でも聴きたいなあ」という友人のひと声をもらって、「じゃあCDを作っちゃおうかな!」とその気になったのは2012年でした。
その時はじめて作ったのがこちらのCD。
どうせ作るのなら、自主制作だとしてもお店に並んでいるものと変わらないしっかりしたものを作りたいと思ったので、録音とマスタリングはスタジオで、ジャケット写真もプロの方にお願いしました。
お金はそれなりにかかったのですが、幸いにも当時ソルフェジオ周波数と528Hzが人気だったということもありたくさん買ってくださる方がいらしたおかげでなんとか制作費をペイすることができました。
「コクーン」はその後、ダウンロード販売やサブスクにも出しまして、記録を見ると今もぼちぼち世界のどこかで聴いてくださっているどなたかがいらっしゃるらしいのです。ありがたいことです。
「コクーン」のあとは、三昧琴(ざんまいきん)に出逢ってぞっこんになりましたので、2枚目から三昧琴(ざんまいきん)のCDを作り始めました。
作り続けていつの間にか5枚。
その間にも時は流れて、このご時世、もうCDじゃなくてダウンロード販売とかサブスクの配信でしょ、という声も途中で聞こえてきていたけど、大好きな写真家さんやアーティストさんたちとミーティングしながら作るジャケット制作のプロセス自体も好きなんですよね。
ものを作っているときは無心になれる。
サウンド部分をサポートしてくださったサウンドデザイナーの知浦さんに「ほんと、粘るねえ」と言われたことがあるのです。
私はプロのミュージシャンには程遠いし、自分の未熟さも嫌というほど思い知らされているけど、少なくともその時の自分が「だめ。いや」と思う部分を残したまま「これで完成」と言いたくなかっただけなのです。
それだけ、それぞれの作品には、その時の自分が残っていて、5枚のCDは全く雰囲気の違うものに仕上がっています。