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「最近のお母さん、動かなすぎじゃない?大丈夫?」
誰に似たのか、旅行好きに育った息子が、今日香港から帰ってくる。
旅行前日に父親が怪我をして、たまたまそこに居合わせたため車に乗せて病院まで運び、夜遅くに救急外来の診察が終わるまで付き添ってくれていた。
その日の晩、静岡からすっ飛んできた私と入れ替わりで、翌日香港へ旅立ったのであった。
今年に入ってから、他にも国内あちこち行っていたようだ。(ようだ、と言うのは私はもう基本は一緒に住んでいないため、夫から聞いた話だったため)
今年の誕生日で24歳にもなるので、すでに親の許可なんて取らない。
「◎月にどこそこへ行くことになった」と、国内外問わずすべて事後報告であるし、旅費などもバイト代で捻出している様子。
小さい頃は、わたしの姿が2〜3分見えないとおいおい泣いていたのになあ。人間の成長って恐ろしいものだな、とあらためて思う。
そんな息子に先日言われた意外な言葉があって、それが
「最近のお母さん、動かなすぎじゃない?大丈夫?」
だった。
私が現在の仕事を始めたのが息子が8歳のとき。そして、小学校高学年の頃から私が地方へ出張などで留守にする機会が増えた。
その頃はせいぜい、1泊か2泊程度の出張だったが、もともと旅が好きだったし仕事が楽しくて仕方ない頃だったので、
「◎◎(息子の名)が高校生になったら、お母さんは旅人になるから!」
と宣言していた。
その宣言どおり、彼が高校一年の時には、1ヶ月近くヨーロッパのあちこちを旅することができた。その他にも、その年は中国もアメリカもその1年間で何ヵ国行ったんだろう?というくらいの動きっぷりを見せてしまった。
さらには、出張から帰国した翌日からサロンに出勤してイベントなどをこなしているのが当たり前だったので、息子は精力的に動いている私しか見ていなかったんじゃないかと今になって思う。
あれから10年近く時間が流れて、私は富士宮という富士山の麓の街に移住した。今は、家で過ごすことが何より落ち着くし、楽しい。
富士宮に家を建てようと決めたのが2022年、その年の秋から建築工事が着工して、私も夫も、新しい家のことばかり考えて楽しみにしていたので、引越し前も移動する時といえば建築中の家を見にいくくらいだった。
家は去年の春に無事完成、そして引っ越し。
最初の一年は、暮らしの基盤を整えたり、庭の雑草と戦ったりしているうちにあっという間に過ぎた。
週末になると夫も横浜からやってくるが、時に一緒にどこかへ出かけるわけでもなく、基本は家でのんびり、お互いのしたいことをしているうちに時間が流れていく。
そんな感じで1年が経とうとしている頃、ここでタイトルにもした息子の発言である。
「最近のお母さん、動かなすぎじゃない?大丈夫?」
母が猛スピードで動いている姿を子どもの頃からずっと見てきた息子にとって、富士宮と横浜の往復しかしていないと言うのはかなり珍しいというか、やや心配になってしまう状態らしい。
わたし自身も、人生で初めてと言うくらいのこののんびり生活を自覚はしているがそんな中でも色々と楽しんでもいるつもりだったから、息子の発言には正直びっくりした。
行動量がガクンと減ると認知症になるリスクが増えるという説があるらしいが(これには諸説あるとのこと)ひょっとしてそんなことを心配しているんだろうか。
動きすぎで心配されるのはわかるけど、動かな過ぎで心配されるとは…
いつの間にか活動量が逆転した親子。
まあ何にしても、いつの間にか成長した息子が私たち夫婦にさりげなく意識を向けて、そんな声をかけてくれたのは意外だったけど嬉しいことだった。
(と、ここまで書いて思い出したんだけど去年はアイスランドに10日間旅していたし今年の春は沖縄にも行っていたわ。そのくらいじゃカウントされないんだろうか(笑)。)