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ピアジェの発達段階から子どもたちをアセスメントする【小学4年生】
ピアジェの発達段階から子どもたちをアセスメントしていきます。
今回は、小学4年生の時期についてです。
小学4年生は、『教師に従順な子どもをつくってはいけない』段階
中間反抗期、口答え期
小学4年生の時期とはどんな時期かというと、いわゆる中間反抗期です。口答え期、第三反抗期、いやいや期、などと言われる時期です。
小学4年生くらいから、教師に向かって歯向かってくる子はいませんか。
よく見受けられるのではないかと思います。
『先生、何それ!』など、ちょっと口うるさくなってきます。
『めんどくさい子どもだな』と思う人もいるかもしれませんが、『そういう時期にきたよ』と捉えることもできます。
強烈な自我意識の芽生え
良いことの代表格が、『強烈な自我意識が芽生える時期』だということです。
『オレオレ!』になってきます。どんどんと『ワタシワタシ!』になってきます。
その時に学級経営がしっかりしていないと、悪い方でオレオレが出てきます。
『オレ、こんな悪いことやっちゃているぜ!』
それが露骨に出てきた学級が破綻するのが、学級崩壊です。
女子の場合は、学級経営がうまくいっていると、『良いことやってワタシを見て、良いことをやってワタシを見て、・・・』になっていきます。
学級経営は『良いことをやって認められていく』といった方向性にしていくことがより大切な時期だと言えます。
よくありがちなことが次のような言葉です。
『そんなことやっちゃダメだろう!何しているんだよ!』
こういった言葉が増えてしまいやすいです。
この中間反抗期に対して、大人が犯行している状態になっていないか
こういう時期だからこそ、より子どもたちをいい方向へ導いていく学級経営を進めていくことが大切だと考えます。
大人依存からの脱却
大人依存からの脱却を子どもたちは目指していきます。
3年生までは『先生、先生!』『先生大好き!』みないな子どもたちです。
ここでいよいよ、
『オレ、大人がいなくてもできるし。』『いやオレできるし。』
など、実際はできていないのに言い始めます。できないのにやり始めたりします。
自立的・自発的活動をしくむ
ここで、自立的・自発的活動を学級経営の中で仕組んでいく必要があると考えます。
どういう風に学級イベントを仕組むのか、どういった仕組みをつくるのか、より創造的で自由度があって、子どもたちの個性や本来の能力を発揮できるような、学級経営を目指していくことが必要な時期なのだということです。
自立させないといけない時期だということです。
『言うことを聞きなさい!』などと、逆の指導になっていないかと振り返ることが大切なのだと思います。
教師に従順な子どもを育てようとしない
小学4年生からは、発達段階から見ても教師に従順な子どもを育てようとしてはいけない段階だということです。
『言うことを聞きなさい!』『そんなことやっているから!』『お前何考えているんだ!』は、やればやるほど、発達段階的にはマイナスの方向に行ってしまうということです。
より子どもたちが教師から巣立つような学級経営をしていくことが大切な段階です。少しずつ。だんだんと。
子どもたちが自分たちでできるようなイベントを仕組んでいくというのが、小学4年生の発達段階にも合っているのだと考えます。
次回は小学5,6年生~中学生の発達段階について考えていきます。