バルトロメイさんのこと
2005年11月12日土曜日、羽田から飛行機で福岡を目指した。道中どんなだったかはまるで覚えていない。前もって花束を4つ作ってほしいとメール注文した花屋へ寄り、そこそこ大きな袋を持って北九州市内のホールへ向かった。
目当ては1年半前に突然夢中にさせられたウィーン・フィルのヴィオラ奏者エルマーだったが、聴きたかったベートーヴェンの弦楽三重奏曲op.8のセレナーデでエルマーとバルトロメイさんが可憐に付点の旋律を奏でたとき、二人の音楽性に脳内麻薬がどばっと溢れて脳内絶叫していた。