【岐路06】土木という仕事
土木の原資は基本的に税金で、『その研究は一体どれくらいの一を幸せに出来るの?』
これに答えられない卒業研究は、ちょっと完成度が痛い。公共の福祉にどれくらい寄与できるのか?他の工学に比較して、ここの重みがちょっと違ってくるのは土木の特徴だと思う。
皆を喜ばせること。橋でも、道路でも、ダムでも、水道でも。土木工学が、市民工学(Civil Engineering)と英語表記される最大の理由だと思う。
そんな訳で、道路の融雪が出来て『冬の道路を安全に通行できる様になりましたわ、ありがとう』と、ケーキを焼いて皆を喜ばせて『美味しかったわ、ありがとう』は、私にとって本質的に全く同じ。
感動や感謝や喜びには、必ず対価が発生すると思うし、そこにしか対価は発生しない。自己満足だけで終わらせちゃいけない部分は、土木から教わった様に思う。
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