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病院の役割と「暮らし直し」と看護師の「働きがい」。
わたしと、所属先病院の総師長がコアメンバーとして、
お手伝いさせていただいている、伊丹市看護職交流会で、
ある事例を通して、早期退院のために必要なフィジカルアセスメントと、
家族の理解、情報提供の大切さを発表してくださいました。
当院では、脳神経疾患のため、認知機能や身体機能に問題が生じて、
「暮らしなおし」が必要な方が多数いらっしゃいます。
後遺症がなくても、血圧管理やその他、今後再発をしないための生活の見直しも必須。
そんな中、高齢者の入院がせん妄を引き起こすことは、他院と同じで、対応には留意が必要です。
元々そのような症状があった人はさらに悪化しますし、
そうでなかった人もなんらかの認知能力に弊害が出ることは多いです。
ケアマネジャーさんがついていても、
介護や医療の専門職による様々な提案をしていても、本人家族に受け入れられない、もしくは提案できていなかったために、入院で初めて暮らし直しを提案する場面に遭遇します。
今回のケースは、
丁寧なフィジカルアセスメントにより、
環境因子がかなり影響しているため、早期退院を促し、
それをご家族に見ていただき情報も同じようにお持ちいただき、
早期退院のメリットを理解していただき、退院、
すぐに認知能力が戻り、失禁もなくなり、元気になられた方の事例です。
在宅側からは「早々に追い出した」と捉える「バイアス」がかかることも多いのが辛いところですが、
長く入院させていて、「元通りに」がいかに難しいかということが
病院ナースと地域のナースで建設的に共有できたと思います。
「できない」のではなくて、今の診療報酬制度の中で、病院でできることが少なく、長く続く、暮らし直しは、必然的に「暮らし」の中で、
再構築せざるを得ないのです。
むしろ、その入院まで意識しなかった健康や暮らしについて考え直すきっかけになる人も多いでしょう。
また当院では、様々なカンファレンスを、ポイントポイントでしていて、多職種で方向性を決める、ということに取り組んでいるので、これはとても大きな意味を持っています。
ここまで来るには、看護部の努力は大きかったなあ、、、と
実感しています。
様々な研究論文でも、適切な話し合いにより、
方向性を見出すことの有用性が述べられており、
今回のテーマとは違いますが、看護師の働きがいにもつながると感じています。
これは、「働きがい」のために看護をしているのではなく、
患者さんを考え尽くす環境にいることが「働きがいになる」という意味を示しています。大切なことですよね。
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