Goethe-Zertifikat C2 Schreiben不合格とSprechen合格

タイトル通り、Schreiben(記述)は不合格だった。56点だったので、あと4点つけてくれたら合格したのに…と思わなくはないが、不合格は不合格。滞在中にミュンヘンで受けられる試験はあと一回しかない。いつも次は準備すると言いながら、Schreibenはほぼ何もしていないが、今回こそは練習しなければいけない。

Sprechenは先週火曜日(1月28日)にミュンヘンのゲーテインスティテュートで開催された。試験当日に個人的に残念なニュースが届いて、試験を受けるような気分ではなく、受験表をプリントアウトするのも忘れて出かけてしまった。

今回はSprechenのみ受験なのでまず受付にその旨伝えると待合室のロッカーのカギを渡された。時間になると試験官が迎えに来て、面接の控室に通される。身分証だけ持って行ってね、と言われたので滞在許可証だけ持って行ったが、実は受験票も必要だった。すでに試験準備時間(20分与えられたけど、本来は15分のはず。なぜ?)が始まっていたが途中で待合室に向かい、受験番号をメモして戻った。

時間が来ると、担当の面接官が呼びに来る。前回は女性二人だったが、今回は男性二人だった。まずは自己紹介で、細かく話していたら「そこまで言わなくていいよ」と制される。

その後、約5分間のプレゼンをした。C2の教科書に書いてあった言い回しをいくつかメモしておいたのが、心の平安に役立った。プレゼンのテーマは「観光は地元住民にとって益か害か?」というもので、京都のオーバーツーリズムの事例を挙げながら話せたので、中身はともかく、話すことはたくさんありやりやすかった。質疑応答では「Airbnbを批判しているけど、自分が旅行するときはどうなの?」とか「観光地への不動産投資を抑制する具体的な方策を言ってほしい」など、聞かれることは予想されるけどけっこう答えにくい質問でたじたじになったが話し続けることはできた。

一つのテーマを選んで反対・賛成いずれかの立場をとって議論する後半では、「伝統を下敷きにしてこそ新しいものを生み出せる」について、賛成の立場を取った。プレゼンの面接官は真っ向から反論してきたが、ディベートの面接官はこちらへの理解も示してくれて自分の意見があまりはっきりしない(そういうふりをしている?)上、私も議論を組み立て切れていなかったので、相手の意見をまとめなおして「あなたの意見は、こういうことですか?でしたら、それについては私はこう思う」みたいな話し方で時間を乗り切った。

前回不合格になった時よりも、プレゼンを時間いっぱいできたし、なんとか空白なく議論をつなげることができたのでそれはよかったが、合格する自信はなかったので、合格を知った時はうれしかった。英検の一級などもう4回くらい面接に落ちており、ドイツ語もそうなってしまったらどうしよう、と思っていたので今回合格できて本当に良かった。

使用した教材の記事にも挙げたけど、面接試験対策のYouTubeがとてもよかったのでここにもリンクを貼っておく。


いいなと思ったら応援しよう!