待っていたファンタジーは展開されない
子どもの不思議な言動に出会ったことがありますか?
大人に見えないものが見えているような発言とか、生前の記憶を話すとか、親も気付いてない妊娠に気づくとか。
わたしは子どもが産まれたら、どんな奇想天外、摩訶不思議なことを言ってくるのか
そりゃあもう楽しみに待っていました。
何もいない壁に手を振る
大人が何も見えてない壁に赤ちゃんが手を振っていた。
こんな話はよく聞いたことがある。
特に赤ちゃんの頃に起きる現象と聞いた。
何が見えてるんだろう?
ご先祖さま?おもちゃのチャチャチャの世界?
我が子はやったことなかったなぁ。
2歳くらいまでに多い胎内記憶
お腹の中にいた頃の記憶を持っている子が多いらしい。
これもよく聞く。
4歳くらいまで覚えてるみたいだけど、4歳になると記憶力も増し、自力で話も作れるので、2歳くらいのお話の会話が出来るようになった頃に聞くのが一番信憑性が高いと聞いた。
我が子はも2歳になったらお腹の中にいた時のことを聞いてみようと楽しみに待っていた。
がちゃがちゃしてない落ちついた時間に聞くのが良いと聞き、2人でお風呂に入ってボーっとしてる時に聞いてみた。
「Kちゃん、お腹の中にいた時のこと覚えてる?」
「わかんない。」
うーん、お腹の中のことがわからないのか、それとも母の言ってること自体の意味がわからないのか、判断がつかない…。
母は楽しみぎて、また後日も聞いて「暗かった」って一度だけ答えた気がするんだけど、直後に何か始めてしまいがちゃがちゃしてしまったのでちょっとはっきりしない…。
娘の中のファンタジー
結局4歳になった今も何もない。
まぁ普通を喜ぶべきかもしれない。
ちょっと母の妄想が先走ってしまったようだ。
でも、娘にもファンタジーはある。
絵を描くと楽しげにいろいろ説明してくれる。
まぁその世界は支離滅裂というよりは奇想天外で混沌というよりは一定の秩序を守りながら、形を変える…。
ああ、そうだ、ブロック遊びみたいな思考なのかなと思う。
ブロック遊びはピースそれぞれの形が決まっていて、好きに形を合わせて好きなものが作れる。
今の我が子の絵も、父、母、自分、花、動物、家、布団などのパーツは決まっているけど
家の扉のところにうさぎの顔がくっついていて、ドアを布団にして寝てるの、とか言う絵を描いたり。
煙突が宇宙まで届いていて、こびとちゃんがその周りの雲で遊んでるの、という絵を描いたり。
遠近や大小の区別も決まりのない世界。
まぁ見ていて楽しい。
私はそのまだ常識におさまらないダイナミックな絵を描く娘の絵の大ファンだ。
大人の発想もこんな風に奇想天外な部分が残っていると面白いのになぁと思う。
期待してたものはなかったけど、娘のファンタジーをつぶさに観察するのが私の日課になっている。
素直で純真な感性をまだまだ見つめていたい母なのでした。