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知らず知らずのうちに勉強
「これを実行していればこれができるようになる」と思って勉強した訳ではなく、後から思うとこれこそが勉強法だったのだと思うことがあります。
しかも「勉強した」と実感するものではなく、知らないうちに自分のための勉強になっていました。
もともと私はラジオ好き
Jwaveの「BOOM TOWN」という番組は私のお気に入りでした。
そしてこの番組と、毎日出勤時間が違う私とは、とても相性が良かったんです。
ホテルのクローク業務は宴会時間に合わせての勤務になります。私の出勤時間は、早い時は11時前後なので支度をしながら聞き、遅い時は夕方の4時とか5時とかそれくらいの時間だったので、のんびりしながら聞きました。
番組のナビゲーターは、クリス智子さん。
9:00〜12:00頃までの番組で、基本的に遅番シフトが多い私は、ほぼ毎日欠かさずに聞けていました。
ラジオ番組には、様々なコーナーがあり、一番楽しみにしていたのはBlendy提供の「HEART STRINGS」というコーナーでした。
Blendy HEART STRINGS
「Relax Your Mind」をキーワードに、音楽とテキスト朗読でイメージの世界(実在の場所がテーマになることが多い)へ誘う。
繰り返しの効用
働き始めた頃に、責任者から「棒読み」だと接客の話し方を注意されたことがあり、どう練習すれば良いかも分からずに途方に暮れていました。
同じ時期に偶然なのか必然なのか、何となくラジオを聞き始めた訳です。
丁寧な言い回しが自然に口から出てくるようになった、と感じたのは聞き始めてから数ヵ月過ぎた頃です。自分でも少し驚きました。
仕事中に緊張して言葉に詰まったり、「こういう時はゲストにどう説明したらいいんだろう」と悩むことも少なくなっていました。
そしてその頃から笑顔も添えて接客できるようになっていたような気がします。
無表情で接客していた、ということも「棒読み」になる要因だったのかなと思います。
使う言葉も言い方も「そういえば、あの時はこういう表現を使っていたな」とか、クリス智子さんの受け売りをして話すことも何度もありました。
それから10年過ぎて、私は責任者の仕事を任されました。
その時に新人のメンバーに言われた言葉が今でも頭から離れません。
その言葉というのは、
「言い回しすごく上手ですよね」
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![智月 千恵実](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/23847775/profile_6f229d4fa9b15542263df7a5501772fe.png?width=600&crop=1:1,smart)