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文字起こしツールYYProbeの便利な使い方(聞こえの違うみんなでワイワイするための試行錯誤 番外編2)

RSGT2023でうきうきテーブルという、聞こえ方の違うみんなでワイワイする仕組みを試して導入しました。

今回も番外編。うきうきテーブルで使った文字起こしツールYYProbeについて、RSGT2023で発見した便利な使い方を紹介します!なお、この使い方は多分他の文字起こしツールでもある程度同じようにできるのだと思いますが、他のツールでどうやるかについてはここでは説明しません。(他のツールをお使いの方教えていただけると嬉しいです^^)

ZoomやYoutubeのスピーチを英語+日本語(翻訳)でリアルタイム文字起こしする

RSGT2023のキーノートを文字起こしする際、英語で文字起こしして日本語表示も併記したら、以下の効果が得られました。

  • Speakerの英語がきける:直接本人の話を聞きたい、ニュアンスを知りたい、動画には同時通訳の音声が残っていない、という時に使えます。

  • 通訳の日本語より認識率が高いかも(主観):RSGTでは同時通訳が入っているのですが、同通の日本語を文字起こしするよりもオリジナルの音声の方が認識率が高いように思いました。

  • 英語と日本語が併記されるので勉強になる。

欠点は誤認識があることと、英語だと誤認識を気づきにくいことです。

準備:M1チップ搭載のMacにiOS用YYProbeを入れる

これが前提になります。Windowsでもやり方があるかもしれませんが、わたしは知らないので教えてください。
そしてBlackholeを使ってPCの音を音声認識されるようにします。本学(筑波技大)の安先生が記事を書いてくださっているのでこちらを参照してください。

YYProbeをインストールしたら、Lite版でいいのですがアカウントを作ってください。ゲストアカウントだと1日8分程度しか音声認識できません。アカウントを作ると1日2時間音声認識できます。

動かし方と動作の様子

YYProbeを立ち上げた後、設定画面で「自分が話す言語」を英語、「併記する言語」を日本語にします。次に音声認識を開始し、動画を再生します。
それだけ。動作の様子を動画にしてみました。

ほぼリアルタイムに英語が出てくるのと、その時点までの日本語訳が出てくるので(文が途中の状態では変な訳になるが)結構参考になるのではないでしょうか?

また複数人でもこの文字起こし画面を共有できるので、同時視聴にも良いのではないでしょうか?なお、チャット画面になっているので、そのまま補足文章を書き足すこともできます。さらに吹き出しをダブルクリックすると修正ができ、英語を修正すると対応する日本語も修正されます。

その他:海外ゲストとの会話

RSGT2023会期中に便利だなーと思ったこと。
まぁ割と普通の使い方ですけど、海外ゲストの方と会話する時に結構使えました。それぞれのスマホにいれ、文字起こし画面を共有し、それぞれの主言語を「自分の話す言語」にするだけです。台湾からの参加者の方は自分のスマホにインストールして使ってくださいました。

ただYYProbeは日本限定アプリなので、海外の人に使ってもらうにはこっちで複数台のスマホを用意して使ってもらう必要があったのでちょっと厳しいです。これは他の文字起こしアプリを使った方が使い勝手が良いかも。

台湾の方がめちゃくちゃ気に入ってくださり、以下の3点を開発者に伝えてくれって言われました。

  • 言語切り替えが簡単にできるようにしてくれ(これはありましたね)

  • ベトナム語を使えるようにしてくれ

  • 海外からでもアップデート通知が来るようにしてくれ

以上です。


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